🔍 ポップコーン探偵
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2007年公開の本作は、ダーレン・リン・バウズマンが監督を続ける一方、脚本をパトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンが担ったシリーズ第4作である。バウズマンは『ソウ3』(2006)を最後の担当作と考えていたため、再び参加する際には、前作までの決着を保ちながら先へ進める方法を探す必要があった。製作者と脚本家たちは物語の流れを先に作り、バウズマンによれば、終盤20分の仕掛けから最初の場面へ逆算して全体を組み立てたという。複数の時系列を行き来する構成のため、新参加のスコット・パターソンにも、監督が場面ごとに前後の出来事を説明していた。製作費は約1,000万ドル、世界興行収入は約1億4,000万ドルを記録した。続編を作る仕事は、登場人物の未来だけでなく、過去まで追加工事する仕事になったのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
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ピックアップトリビア

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『ソウ4』監督を呼び戻したのは脚本87ページ目――結末から作った続編

『ソウ4』を監督するつもりがなかったバウズマンを引き戻したのは、脚本の87ページ目でした。 『2』『3』を手がけた本人も、そこに至るまでは続投に乗り気ではなかったそうです。読み手として仕掛けに引っかかったことが、もう一度作り手になる理由になりました。[1]

・85ページ目では、まだ心は動かなかった

監督によると、最初に持ちかけられたのは、まず脚本だけでも読んでほしいという話でした。85ページ目の時点でも、腹が立つわけでも、興奮するわけでもない。それが87ページ目で変わります。そこまで読んだ内容が、別の意味を持ち始めたのです。[1]

バウズマンは『ソウ』を手品にたとえています。観客は種を見破ろうとして映画を見て、最後にだまされたと分かると、もう一度確かめたくなる。シリーズを作ってきた自分が、その読み方で驚かされたことが決め手でした。[1]

・最後の20分から、最初の場面へ戻っていく

では、その仕掛けはどう組み立てたのでしょう。公開時の記者会見で監督は、パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタンとともに、最後の20分を中心に考え、冒頭までさかのぼって構成したと説明しています。罠を思いつくことより、観客の見方を最後に変える構成の方が難所だったそうです。[2]

しかも『3』ではジグソウが死んでいます。続編を前へ進めながら、過去も描き、新しく登場する人物の先も考えなくてはいけません。単純に次の事件を足せば済む状況ではありませんでした。[2]

ストラム役で参加したスコット・パターソンも、複数の話が並行し、回想が重なるため、監督が稽古の段階で時間関係を説明してくれたと話しています。その人物に何が起きた後なのか、これから何が起きるのか。それが分からなければ、目の前の場面を演じられないからです。[2]

監督を驚かせた87ページ目のために、そこまでの場面を逆向きに組み立てる。『ソウ4』の仕掛けは、脚本を読む段階でも、撮影現場でも、時間の整理が必要なパズルでした。

・脚注

  1. abcJoBlo「Interview: Darren Bousman」、本人が語る85・87ページと手品の比喩。(リンク)
  2. abcComingSoon / ShockTillYouDrop、Ryan Turek「The Saw IV Press Conference」(2007年10月15日)、監督とパターソンの記者会見発言。(リンク)
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リー・ワネルが本作の脚本を離れたのは、同じ自分が書き続けて物語を古びさせたくなかったからだ。ワネルは、熱意のある新しい書き手に任せる方がよいと公開前に説明している。

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『ワナオトコ』(2009)の原型となる別企画の脚本を読んだ製作側は、若いジョンの体験を描く前日譚に転用できると考えた。その案自体は却下されたが、脚本の出来が評価され、パトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンが本作以降の脚本に起用された。

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パトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンは、本作だけで終わる話ではなく、『ソウ5』(2008)と『ソウ6』(2009)へ続く三部作を提案して参加した。本作に入れるには物語が多すぎたため、次作へ回された要素もあった。

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新しい脚本家の参加時、ダーレン・リン・バウズマンはシリーズの厚いルール集を渡したと語る。ジグソウは嘘をつかないこと、罠は市販品や現場にある物で作れそうに見えることなど、物語と道具の両面に決まりがあった。

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ダーレン・リン・バウズマンによると、本作は最後の約20分を先に考え、そこから冒頭へ向かって逆算して組み立てた。終盤を成立させるために、冒頭から何を配置するかを決めていく作り方だった。

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本作の取材に集まった記者たちも、会見前の上映では結末を見られなかった。上映されたのは全6巻あるフィルムのうち5巻だけで、最後の1巻が伏せられていたためだ。宣伝取材の段階でも、最後の展開を秘密にしておく方法が取られた。

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【ネタバレあり】リッグたちのゲームは、『ソウ3』(2006)の事件と同時に進んでいる。冒頭で見せられるジョンの解剖は、その後の出来事だ。本作は画面に出てくる順番と実際に起きた順番をずらし、前作の終盤へ別の登場人物を合流させていた。

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本作の撮影中、ダーレン・リン・バウズマンは『REPO! レポ』(2008)の配役や撮影準備も進めていた。監督は、同作の製作が決まっていたことが続投を後押しした一方、二つの仕事を抱えた負担は非常に大きかったと回想している。

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本作では、隣り合うセットを使って、カメラを止めずに別の場所へ移る場面転換が撮影された。監督によると、完成版に残ったのは約4本で、ほかに撮った約6本はテンポのために削除された。巧みなつなぎでも、全部を残したわけではない。

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ホテルで見つかる被害者たちの写真には、ダーレン・リン・バウズマンの身近な人も参加していた。監督自身が、当時の恋人、弁護士、アシスタントが被害者役で姿を見せると明かしている。実際の被害写真ではなく、映画のための出演だ。

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【ネタバレあり】ダーレン・リン・バウズマンとリッグ役のリリク・ベントは、完成版とは異なる結末を考えていた。二人は撮影予定に入れようとしたが、製作者が知って中止させたと監督は明かしている。別の結末が完成映像として残っている、という話ではない。

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美術を担当したデヴィッド・ハックルにも、本作を監督する話が来ていた。ただ、正式な打診があった日は妻のがんが分かった日でもあったと回想している。製作側からは、後の作品を監督する提案を受けたという。2016年の取材時には、妻は回復しているとも説明した。

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髪を巻き上げる装置などの罠は、金属に見える柔らかい部品や、力の弱い駆動装置、安全停止の仕組みを組み合わせて作られた。美術のデヴィッド・ハックルは、重い動きが必要なホテルの四肢を引く装置には油圧も使ったと説明している。

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【ネタバレあり】本作冒頭のジョンの解剖場面には、前作へ入れる案があった。製作者たちは音声解説で、『ソウ3』(2006)へ使う構想だったと振り返っている。前作での死を、次の映画の冒頭でさらに念押しする場面となった。

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【ネタバレあり】エリックを演じるドニー・ウォールバーグは、日程の都合で出演できない時期があり、その後の予定変更で物語へ戻された。当時の音声解説では、参加が決まったのは撮影開始の2日前だったとされる。

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重苦しい尋問場面の撮影でも、現場はずっと張りつめていたわけではない。ダーレン・リン・バウズマンは、ストラム役のスコット・パターソンがベッツィ・ラッセルに清涼飲料のフレスカを箱ごと用意したという、場違いな台詞を言うNG映像の話をしている。

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トビン・ベルは本作の宣伝会見で、13歳の子どもたちのサッカーチームを教えていると話した。練習をさせようとすると、先にあの声をやってと頼まれるため、ジグソウの声で「これがお前のテストだ」と応じることもあったという。

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本作の主題歌「I.V.」(2007年映画使用/2008年配信)には、hideが残した未発表音源のサンプルも使われた。X JAPANの再始動を示す新曲で、世界公開を意識して歌詞は全編英語。YOSHIKIはTOSHIの録音に立ち会い、英語の発音も確認したという。

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主題歌「I.V.」(2007年映画使用/2008年配信)の依頼からデモを作るまで、YOSHIKIには1週間もなかったという。対談では、最初は曲の案もなく、シリーズを繰り返し観て、旋律がありつつ鋭い曲という製作側の要望へ応えたと語っている。

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本作の全米公開に合わせ、ライオンズゲートはアメリカ赤十字と正式に提携して献血キャンペーンを行った。開催は公開約2か月前から公開初週まで。トビン・ベルが公共広告に登場し、映画の宣伝と献血への参加を結びつけた。

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看護師デボラ役のキム・ロバーツによると、監督はこの役を気に入り、『ソウ3』(2006)に続いて本作へ再登場させた。さらに先の作品で役を広げる話もされたが、監督が交代した後、デボラの物語は続かなかったと本人は振り返っている。

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【ネタバレあり】ジルのクリニックを描く回想には、『ソウ』(2004)のポールとドニー、『ソウ2』(2005)のガスが患者として顔を見せる。外では『ソウ2』(2005)のアディソンもジョンに声を掛ける。過去作の人物が、別の時期の暮らしの中へ戻されている。

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本作では、Switch VFXが175ショットの映像処理を担当した。俳優に触れる杭や目、剥がれる頭皮などをCGで補い、首から杭が出る場面だけでも約38ショットを処理。動くカメラに合わせてCGの位置と光を調整し、実物の小道具へつないだ。

制作・演出
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【ネタバレあり】氷でエリックの頭が砕かれる終盤では、緑色の頭巾をかぶったスタント代役を撮り、頭をCGへ置き換えた。担当のマイク・ハブジャムは、皮膚、頭蓋骨、脳が順に崩れる多層のCGモデルを作り、実物の特殊メイクと見た目をそろえた。

制作・演出
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リッグ役のリリク・ベントが本作を初めて観たのは、2008年の米国版Blu-rayに収録された音声解説を録るときだったという。監督も途中で、再生中なのが劇場公開版ではなく、監督編集版のディレクターズ・カットだと気づいた。

情報不足・要確認
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セシルの顔へ刃が迫る椅子について、刃は木製だったという説がある。しかし2018年に撮影用として出品された現物は、椅子が木製で、刃はウレタン製と説明された。別の複製まで同じ材質だったかは分からず、木製と一括りにはできない。

情報不足・要確認
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ホテルの犬は監督の愛犬チャンスだという話が流通している。一方、監督自身は、チャンスを出演させたが、かわいくてふわふわすぎるため後でカットしたと説明している。撮影には参加したとしても、どの版を指した話なのかは確認できていない。

情報不足・要確認
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ジョンの解剖場面では、撮影中ずっと検視官が立ち会ったという逸話がある。ただ、専門家の名前や参加記録は特定できず、同じ説明を繰り返す記事が中心だ。担当した専門家と記録が分からないまま、全撮影が医学的に監修されたとまでは言えない。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

ソウ4はどこで配信?

ソウ4を配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

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U-NEXT
2026-10-19確認・見放題
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Hulu
2026-10-19確認・見放題
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2026-10-19確認・レンタル/購入
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