🔍 ポップコーン探偵
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2006年公開の本作では、前作の成功を受けても続投をためらっていた監督ダーレン・リン・バウズマンと脚本家リー・ワネルが、製作者グレッグ・ホフマンの死を機に企画へ戻った。バウズマンによれば、ワネル、ジェームズ・ワンと集まり、亡き製作者のために第3作を作ろうと話し合ったという。作り手は登場人物の悲劇を先に組み立て、名物の装置の具体化は後から進めた一方、撮影準備から完成まで約5か月という日程に追われた。米国では当初、17歳以下が鑑賞できないNC-17と判定され、バウズマンは同じ経験を持つ監督ロブ・ゾンビの助言を受けて審査側と直接話し、場面の意味を説明したと語っている。製作費約1,000万ドルに対し、世界興行収入は約1億6,000万ドルに達した。追悼と人物の悲劇を込めた映画でも、宣伝で前に出されたのは切断された身体――作り手の思いと売り文句は、必ずしも同じ方向を向かないのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
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ピックアップトリビア

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『ソウ3』エンジェル・トラップが動かない! 最後はスタッフが引っ張った

『ソウ3』のエンジェル・トラップは、撮影当日に翼が開かず、最後はスタッフが隠したワイヤーを引いて動かしました。 仕掛けを設計した美術担当デヴィッド・ハックルが、技術誌の取材で明かした話です。画面では機械が勝手に作動しているようでも、その外側には人の手がありました。[1]

・強くした磁石が、別の問題を起こした

ケリーを包む翼のような装置には、動く小道具と、身体が裂けるように見せる特殊造形が組み合わされていました。試験では機能したものの、造形部分を加えると、その重さを磁石が支えられません。スタッフは一晩で磁石を強化します。[1]

ところが翌日、カメラを回しても翼は動きませんでした。今度は、強くした磁石と特殊造形を合わせた重さに、翼を開く駆動部分が負けてしまったのです。一つの問題を直したことで、別の部分に負担がかかっていました。[1]

・二度目の撮影を助けたのは、見えない引き手

小道具担当のジェイソン・エールたちが調整した後、次のテイクでは翼が開きました。ハックルが後から聞いたところでは、エールともう一人が、翼の先に付けた黒いワイヤーを引いて補助していたそうです。[1]

ハックルがこの結果をよしとしたのは、映像が狙いどおりに見え、俳優も安全だったから。映画の仕掛けに求められるのは、劇中の殺人装置をそのまま再現することではありません。恐ろしく見える特殊造形、演技、機械、そして画面に映らないスタッフの動きを、撮影の瞬間に合わせることだったのです。[1]

・脚注

  1. abcdeMachine Design、Jessica Shapiro「How to Engineer a Nightmare」(2008年10月23日)、デヴィッド・ハックル本人への取材、エンジェル・トラップの回答。(リンク)
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脚本家リー・ワネルたちは当初、3作目への参加に消極的だった。だが製作者グレッグ・ホフマンの死を受け、仲間への追悼として本作に戻ることを決めたという。単にヒット作の続きを作る、というだけの出発ではなかった。

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バウズマン監督によると、まず登場人物の悲劇を組み立て、罠の具体案を詰めたのは撮影の数週間前だった。手足をねじる「ラック」の装置は、製作だけで3週間を要したという。怖い仕掛けを先に並べてから話をつないだわけではない。

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ジグソウ役のトビン・ベルは、本作の役作りで、朝食に何を食べるか、宗教、大学の専攻まで考えてノートに書いていた。公式制作資料には、楽屋の壁を図やメモで埋めたという話もある。画面に出ない生活まで、人物の裏側を作っていたのだ。

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トビン・ベルとアマンダ役のショウニー・スミスは、ジョンとアマンダが一緒に過ごした2年間の背景を考えた。師弟だけでなく、父娘や恋愛にも似た関係を含むという。2人の場面は、単純な悪の親玉と弟子という整理では演じられていなかった。

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製作者オーレン・クールズによると、『ソウ2』(2005)のスタッフの約95%が本作にも参加した。同じホテルやトロントの馴染みの現場へ戻る、継続性の高いチームだった。出演者だけでなく、カメラの外の大部分も続投していたのだ。

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リン役のバハー・ソーメクは、ホラーが苦手で、前の2作を見る前に出演を引き受けていた。『クラッシュ』(2004)を見た配給会社が起用を望んだという。脚本を読んで怖がり、撮影開始後も悪夢を見たと本人は振り返っている。

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ジェフ役のアンガス・マクファディンは、人を助けるか見捨てるかを選ばされる構造に興味を持った。監督とは、決断するまでの間を毎回同じにしないよう話したという。罠が変わるだけでなく、ジェフのためらいの長さにも変化を付けていた。

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ショウニー・スミスは、リン役のバハー・ソーメクの方が自分より強そうだと感じ、アマンダにナイフを持たせるよう頼んだという。買い物帰りのような服装のアマンダが、腕力だけで相手を制するのでは不自然だと考えたからだ。

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アマンダの自傷の描写は、ショウニー・スミスが虐待経験を扱う本などを読み、役作りの一部として提案したものだった。物語を直接進めない場面だと疑問も出たが、バウズマン監督は残したという。スミスは、アマンダの内面を示す要素と考えていた。

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本作の関連楽曲「Killer Inside」(2006)では、アマンダ役のショウニー・スミスがバックボーカルを歌っている。Hydrovibeのこの曲を前作へ入れる案は実現せず、本作で採用されたという。2007年の米国DVD長尺版にはミュージックビデオも収録された。

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【ネタバレあり】ショウニー・スミスによると、ドニー・ウォールバーグとの格闘は「半分の速さで」と勧められて演じた。動いている時は変な感じがしても、映像を見れば効果が分かると言われたという。本作でスミスが最初に撮ったのも、この場面だった。

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ショウニー・スミスは、ベルとの最後の撮影で、音の出るクッションのいたずらを試した。だが仕掛けがうまく働かず、スミスは演技に集中できない状態に。ベルに様子を尋ねられて種明かしし、いたずらを諦めて場面に戻ったという。

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ケリーが現場にいる場面から浴槽の場面へ移る映像は、単純な合成ではない。カメラが床へ向いている間に、ダイナ・メイヤーがセットを回り、服を脱いで浴槽へ入ったと監督は説明している。俳優の移動も込みで作る場面転換だった。

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歯3本のポスターの理由を問われ、脚本家リー・ワネルは、宣伝担当ティム・パレンが体の一部をローマ数字に見立てているのだろうと答えた。作り手の説明は、歯を使う罠の予告よりも、作品番号の図案という方向に向いていた。

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【ネタバレあり】『ソウ』(2004)のアダムが浴槽で溺れなかった理由は、ファンの間でも疑問になっていた。ワネルたちは本作の回想で、どう浴槽に寝かされたかを示した。作り手によると、これは掲示板を読んでいたファンへの小さな返答でもあった。

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豚の死骸が次々に運ばれる場面で用意された豚は、4体の発泡ラテックス製だったという。編集で同じ作り物を何度も見せ、より多くの豚があるように見せたと制作逸話で伝えられている。本物の死骸を大量に使ったという話ではない。

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豚の槽に入る液体について、バウズマン監督は、実際には温かいゼリー状の物で、卵のようなにおいがしたと語っている。画面の嫌悪感を強めたのは、粉砕機や鎖の音も大きかったという。見た目だけで完成した恐怖ではなかった。

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生々しい脳手術の場面は、監督が覚悟したほど米国の年齢区分の審査で問題にならなかった。テレビの検視場面でも似た映像がある、と説明されたという。むしろ難航したのは、裸の女性が苦しむ冷凍庫の場面だった。

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米国の年齢区分の審査に苦戦したバウズマン監督は、ホラー監督ロブ・ゾンビに助言を求めた。冷凍庫の女性を近くで追うより、広い画面で悲惨な状況として見せる方向へ変えたという。ゾンビが本作を編集したのではなく、見せ方をめぐる相談だった。

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【ネタバレあり】ケリーの死後に臓器を見せるカットは、米国の年齢区分の審査で削ることになると監督は予想していた。ところが審査側はその部分を問題にせず、最終的には監督自身が外したという。劇場版にない残酷描写が、すべて検閲で切られたわけではない。

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リッグ役のリリク・ベントは、当時のテレビドラマの契約があり、本作へ参加できたのは1日だったと語っている。翌年の役の広がりについても、その展開が前年に来た可能性に触れた。ただし、本作の主演に正式決定していたという証言ではない。

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ホフマン役のコスタス・マンディロアは、監督から1週間ほど来て楽しんでいかないかと誘われ、本作へ参加したという。当初は1、2分ほどの出番だった。後に続く重要な役も、本人にはまず小さな出演として始まっていた。

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本作の特別ポスターは、トビン・ベルの血液を赤インクに混ぜて印刷した。初刷り1,000枚を1枚20ドルで販売し、最初の署名入り1枚は競売へ。売上を赤十字へ寄付する、映画の献血キャンペーンの一部だった。

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献血を呼び掛ける看護師ポスターには、配給会社幹部のエリカ・シミックもモデルとして参加していた。撮影したのは宣伝担当ティム・パレン。衣装の赤十字マークは後の版で消されており、宣伝物自体にも修正が加わっている。

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『最終絶叫計画4』(2006)の浴室セットを本家が再利用したという話には、関係者の記憶にも差がある。後にシリーズへ加わった脚本家マーカス・ダンスタンは本作、編集のケヴィン・グルタートは『ソウ4』(2007)と回想。再利用した作品番号まで一致しているわけではない。

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【ネタバレあり】2007年米国DVDのディレクターズ・カットでは、アダムが現れるアマンダの悪夢や、リンの脱出未遂と格闘が加わる。リンはアマンダから鍵を奪うが、首の装置を外せない。血の量だけでなく、2人の行動や関係も増やした長尺版なのだ。

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【ネタバレあり】2007年米国DVDのディレクターズ・カットでは、ジェフは妻が死んだ後、ジグソウの落とした録音機を拾ってテープを聞く。娘を救う試練の知らせが、死者の隣で届く終わり方だ。単に映像を増やしただけでなく、最後のメッセージの聞かせ方も変えている。

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バウズマン監督のコレクションから出品された本作のビリー人形には、後頭部に取り外せる点検口があり、目と顎を動かす機構へ触れられる。三輪車への固定には磁石も使われた。怖い人形の内側には、撮影中に動かし、整備するための仕組みがあった。

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『ディセント』(2005)に予告が付いた後、本作の冒頭場面を『アドレナリン』(2006)の前に上映する計画も発表された。だが場面が激しすぎるとして、この上映は実現しなかったと当時の記事に追記されている。発表された計画と実際の上映は同じではない。

興行・公開
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本作の世界興収は約1億6,400万ドルで、興行データの比較ではシリーズ最大の規模に達した。一方、製作費は集計資料の1,000万ドルに対し、監督は後年「確か800万ドル」と回想している。興収と同じように、予算も一つの数字だけで決着するとは限らない。

シリーズ・構成
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【ネタバレあり】『ソウ4』(2007)の主要な出来事は、本作と同じ時間帯に進んでいる。次作の終盤で別の人物が本作の最終場面へ入り、時間の重なりが分かる仕掛けだ。冒頭のジグソウの検視はその後に当たり、映像の提示順と出来事の順序は一致しない。

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鎖につながれたトロイを演じるJ・ラローズは、バウズマン監督の短編のオーディションで出会い、その主演を務めた俳優だった。2人はその後も複数の企画で組み、本作でも再び協働。序盤の犠牲者にも、監督の短編時代からのつながりがあった。

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脳手術の台詞に使う医学用語について、脚本家リー・ワネルはUCLAメディカルセンターの外科医に話を聞いたと伝えられている。専門用語まで思いつきだけで埋めたわけではない、という逸話だ。ただし、手術場面全体の医学的な正確さを保証する話ではない。

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【ネタバレあり】エリックが浴室に残された後を描く場面は、当初の脚本では本作の中盤に置かれていたと伝えられている。監督はこれを冒頭へ移し、『ソウ2』(2005)の最後から直接続く形にしたという。時間を行き来する物語でも、入り口は前作につながるよう組み直した。

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『ソウ』(2004)で医師の妻アリソンを演じたモニカ・ポターの記憶では、再出演の誘いが来たのは本作だった。断ったのは脚本への不満ではなく、最初の1本で十分だったからだという。作品番号には少し留保しつつ、その時「最後の作品」と聞かされていたとも語っている。

公開・反響
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英国公開日の上映では、スティーブニッジの映画館で客3人が失神し、救急が呼ばれたと報じられた。うち女性1人は病院で治療後に帰宅。別のピターボロの映画館でも男性1人が倒れたと、地域の救急サービスの広報が説明している。

情報不足・要確認
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ホフマン刑事の名は、亡くなった製作者グレッグ・ホフマンへの追悼だという説が広まっている。ただ、命名をそう決めたと確認できる当事者発言の原典は見つかっていない。本作自体が追悼に捧げられたこととは、分けて扱いたい話だ。

情報不足・要確認
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アマンダとリンの対決場面は、撮影5分前にナプキンへ書かれたという逸話がある。現場で脚本を加筆した話は伝わるものの、この場面・紙・時間を特定する当事者証言や制作記録は確認できていない。細部まで事実と決めるのはまだ早そうだ。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

ソウ3はどこで配信?

ソウ3を配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

U
U-NEXT
2026-10-19確認・見放題
H
Hulu
2026-10-19確認・見放題
P
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