ドラケンの髪を1年間維持し、15センチのインソールで演じた
『東京リベンジャーズ』のドラケンは、側頭部を剃り、残した金髪を編んだ姿が印象的です。演じた山田裕貴は、かつらではなく、自分の髪を剃って再現しました。 当初は約1か月半の予定だった撮影が中断を挟んで長引き、この髪形を約1年間維持したといいます。[1]
さらに、原作の長身のドラケンへ近づけるため、15センチのインソールを着用していました。あのアクションは、髪形だけでなく、足元にも普段とは大きく違う条件を抱えて撮られていたのです。[1]
・出演が決まったときから、地毛でやるつもりだった
山田は吉沢亮に教えられて原作を読み、ファンになったと語っています。出演の話が来たときも、演じたいのはドラケン一択で、あの髪形を自分の髪で作ろうと考えていました。[2]
LINEマンガのインタビューでは、外見を原作へ近づけるところが演技の出発点だったと説明しています。かつらを使う方法も考えられましたが、ドラケンの特徴的な姿を崩すと、別のものになってしまう。そこで、役の話を受けた段階で髪形を再現する意思を伝えたそうです。[3]
写真では、頭頂に残した髪と短くした側頭部の境目が、顔の輪郭と一緒に見えます。衣装を着るだけでは出せない、ドラケン特有のシルエットです。
・初めて髪形を作ったときは、約5時間
岡田翔太プロデューサーによると、初回は何度も剃り直し、脱色も行い、髪形ができるまで約5時間かかりました。タケミチ、マイキー、ドラケンは、同じ金髪でも人物に合わせて色を変えていたそうです。[1]
完成までの様子は、2021年7月に公開された断髪式の早回し映像でも紹介されました。山田が鏡の前に座り、少しずつドラケンの姿になっていく過程が収められています。[4]
・1か月半の予定が、丸1年へ
撮影はコロナ禍で2度中断されました。岡田はプロダクションノートで、髪を剃るのも当初の撮影期間だけの予定だったものの、延期を受けて山田が丸1年、その姿で臨んだと振り返っています。[1]
山田が演技で大切にしたのは、見た目の強さに加え、人を思いやるドラケンの心でした。[2][3] 髪形を整え、身長差を作ったうえで、マイキーを支える人柄を演じる。あの外見には、撮影が止まっていた期間も含めた役作りが続いていました。
・脚注
- abcd「山田裕貴『東京リベンジャーズ』ドラケン役への並々ならぬ思い!1年間髪を剃り込み」、シネマトゥデイ(2021年7月11日)。岡田翔太のプロダクションノートを紹介。(リンク)
- ab「映画『東京リベンジャーズ』公開記念 キャスト特別インタビュー」、honto。山田裕貴へのメールインタビュー。(リンク)
- ab「“龍宮寺堅”役・山田裕貴さんが原作・映画の魅力を語る独占インタビューを公開」、LINE Digital Frontier公式発表/PR TIMES(2021年7月6日)。本人インタビュー抜粋。(リンク)
- 「『東京リベンジャーズ』ドラケンこと山田裕貴の断髪式動画が公開」、シネマトゥデイ(2021年7月16日)。(リンク)