🔍 ポップコーン探偵
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1973年公開の本作は、ハル・B・ウォリス製作、リチャード・フライシャー監督による犯罪映画で、ニック・クォーリー名義の原作は脚本家マーヴィン・H・アルバートの別名によるものだった。脚色を担ったクリストファー・トランボとマイケル・フィリップ・バトラーは、それぞれ脚本家ダルトン・トランボとヒューゴ・バトラーの息子で、本作が初めての劇場公開作となった。ビヴァリーヒルズにあるハロルド・ロイド旧邸もロケ地として使われている。犯罪一家を描く画面の裏にも、脚本家の親子や大スターの旧邸という、もう一つのハリウッドの家系図が重なっていたのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
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ピックアップトリビア

音楽・保存・ソフト
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ゴールドスミスの音楽が、初めてアルバムになったのは47年後

1973年の犯罪映画『ザ・ファミリー』。ジェリー・ゴールドスミスが書いたその音楽は、映画の公開から47年後、2020年に初めてスコアのアルバムとして発売されました。映画の中では聴けても、音楽だけをまとめて聴く盤は、長く出ていなかったのです。[1]

・録音は、1973年の春と初夏

発売元Intradaによると、録音は1973年4月と6月に行われ、ゴールドスミス自身が指揮しました。アルバムの制作には、状態のよい2分の1インチの3チャンネル・ステレオのセッション・マスターを使用。録音素材からミックス、編集、マスタリングを行っています。[1]

この盤は25トラック、53分52秒。映画公開当時に作られた音を、後年の再演で置き換えたアルバムではなく、当時の録音から取り出したものです。[1]

・大きなオーケストラに、一本の電子音

音楽は、フル・オーケストラに一台のシンセサイザーを加えた編成でした。Intradaの解説は、倉庫やガレージを舞台にした緊迫場面で、シンセサイザーがリズムや色彩を担う点に触れています。一方、暴力が噴き出す場面には、弦や金管による激しい音楽を使いました。[1]

ゴールドスミスには、妻キャロルと作った「Our Last Night」という歌もあります。本作の音楽は、犯罪映画の荒々しさだけでなく、歌や愛のテーマも含んでいました。[1]

・映画で使われなかった曲まで、聴けるようになった

アルバムには、録音されたものの完成した映画では使われなかった愛のテーマのアレンジと、長いタイトル曲の別バージョンも収められています。映画を何度見ても、その形では聴けなかった録音が、ここでまとめて紹介されたのです。[1]

「47年後に初めて聴けた」と言ってしまうと、映画で流れた音楽まで存在しなかったようになります。遅れて実現したのは、スコアを一枚の作品として聴く機会でした。映像から離して耳を傾けると、緊張を刻む電子音から、使われなかった旋律まで、別の順番で映画の仕事が見えてきます。

・脚注

  1. abcdefIntrada「THE DON IS DEAD」、Special Collection ISC 454。Film Date 1973/Album Date 2020、初スコア発売、録音・マスター・編成・未使用曲・収録情報についての発売元解説。(リンク)
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原作・脚本
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原作小説の著者名ニック・クォリーは、映画の脚本にも参加したマーヴィン・H・アルバートの筆名だ。同じ人物が、名義を変えて原作と脚本の両方に関わっている。原作は1972年刊で、映画は翌1973年に公開された。

脚本・スタッフ
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映画用の脚色を担当したクリストファー・トランボとマイケル・フィリップ・バトラーは、どちらも本作で劇場映画の脚本家としてデビューした。父親はそれぞれ脚本家のダルトン・トランボとヒューゴー・バトラーで、脚本家の息子2人が組んだ仕事でもある。

ロケ・美術
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撮影の大半はユニバーサル撮影所の屋外セットで行われ、一部の室内場面にはビバリーヒルズにある喜劇俳優ハロルド・ロイドの邸宅が使われた。マフィアの権力争いを描く本作には、サイレント喜劇のスターが残した豪邸も登場している。

キャスト・関連作品
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『ゴッドファーザー』(1972)でソロッツォを演じたアル・レッティエリと、テシオを演じたエイブ・ヴィゴダが、ともに本作へ出演している。両者とも役を引き継いだわけではなく、別の犯罪組織の人物を演じている。

原作・宣伝
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原作小説は、『ゴッドファーザー』(1972)の系譜に連なる犯罪小説として売り出された。本作と同作の結びつきは、後年の映画評で比較されるだけのものではなく、原作を売る際の宣伝文句にも表れていた。

企画・製作者
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製作者ハル・B・ウォリスは本作の製作中、歴史劇の印象が強くなり、ほかの映画も作れることを忘れられている、と語っていた。現代のマフィア映画に戻った後、製作したのは西部劇『オレゴン魂』(1975)の1本。本作は、ウォリスにとって最後から2番目の製作映画になった。

音楽・録音
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ジェリー・ゴールドスミスの音楽は、フルオーケストラにシンセサイザー1台を加えた編成。緊張を高める場面では電子音、弦楽器、ピアノを使い、激しい暴力にはオーケストラ全体をぶつけている。1973年4月と6月の録音では、作曲者自身が指揮を執った。

音楽・劇中歌
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劇中歌「Our Last Night」(1973)は、ジェリー・ゴールドスミスが作曲し、妻のキャロル・ゴールドスミスが作詞した。曲は歌として流れるほか、オーケストラによる愛の主題にも姿を変えている。

音楽・未使用素材
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音楽担当のジェリー・ゴールドスミスは愛の主題の別アレンジを録音したが、完成版では使われなかった。さらに、冒頭のタイトル場面にも別バージョンの音楽が残っている。後年のサウンドトラックには、未使用の愛の主題と改訂前のタイトル曲がともに収録された。

衣装・制作資料
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イーディス・ヘッドによるマリー役の衣装画として、2013年の競売に3点が出品された。青いコートドレス、ピンクのネグリジェ、赤い短いドレスに白いスモックを重ねた案で、ジョー・アン・メレディス演じるマリーのための衣装だ。3点のうち署名入りと記載されたのは、青いコートの絵だけだった。

配役・制作記録
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1973年4月、女優パティ・エルダーの本作への起用が報じられた。しかし、公開版への出演は確認されていない。配役発表の記録は残っているものの、役名や撮影の有無までは分からず、撮影後に場面を削除されたとまで断定できる話ではない。

出演者の回想
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【ネタバレあり】ロバート・フォスターは、本作を出演者仲間の間で「The Don is Dumb(ドンは間抜け)」と呼んでいた、と後年の取材で明かしている。次々にドンが殺される筋立てをからかった呼び名だ。フォスターは約40年ぶりに本作を見直したとも語っていた。

検閲・版の違い
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英国の版ごとの記録では、1973年の劇場公開はカットを施したX指定で、2013年のDVDと2021年のブルーレイはノーカットの18指定とされている。ただし、1973年にどの場面をどれだけ削ったかまでは分かっていない。

情報不足・要確認
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アンソニー・クインにとって、本作は9年ぶりのハリウッド製作映画だったという説がある。ただし、その間に米国映画へ出ていなかったという意味か、ハリウッドでの撮影が久しぶりだったという意味かは確認できない。「9年ぶりの米国映画出演」と言い換えるには、根拠が足りない。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

ザ・ファミリーはどこで配信?

ザ・ファミリーを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

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Prime Video
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Netflix
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D
DMM TV
D
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