『バンク・ジョブ』音を録る前に、カメラを静かにする準備へ3週間
『バンク・ジョブ』の録音担当サイモン・ヘイズは、撮影システムを静かにする準備に3週間をかけました。機材メーカーのARRIと協力し、録音に適した状態へ整えたのです。撮影当時の音響専門団体AMPSの会報に、この作業が記録されています。[1]
・カメラは2台、ブームマイク担当も2人
本作で使われたのは、ARRI D20というデジタルカメラ2台でした。ヘイズの録音チームには、長い棒の先にマイクを付けて俳優の声を拾うブームマイク担当が2人と、録音助手が1人いました。[1]
・音を分けて録り、編集へ渡す
会報は、音の受け渡し方も紹介しています。ヘイズはDeva 5という録音機で、最大10トラックに音を分けて記録。音を別々の記録欄に残すので、一本にまとめた音だけを録る方法とは違います。さらに、選んだ2トラックは別の録音機にもバックアップしていました。[1]
その日の撮影素材を映像編集へ送り、台詞の編集担当には10トラックの音と、元の録音機からコピーした予備のデータも渡す計画でした。[1]
・脚注
- abcdAMPS Journal No.55:Who’s At What(2007年、印刷頁9)。会員提供情報を基にした、サイモン・ヘイズの『バンク・ジョブ』撮影報告。