🔍 ポップコーン探偵
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デッドフォールの映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
テレビ東京 午後のロードショー
次回放送 11月17日(火) 13:40〜

デッドフォール

Tango & Cash / 1989
IMDb ⭐ 6.4放送日 2026/11/17 テレ東104分Warner Bros.1989年
CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1989年米国公開、日本では1990年公開の本作は、シルヴェスター・スタローンとカート・ラッセルを組ませた刑事アクションである。監督のアンドレイ・コンチャロフスキーは後年、気の利いたユーモアで締めたかったのに、製作者ジョン・ピーターズが車の爆発を並べる結末を求めたため対立し、解雇されたと語っている。撮影を引き継いだのはアルバート・マグノーリだが、画面の監督名はコンチャロフスキーだけのままだった。音楽でも、ハロルド・ファルターメイヤーがドイツへ戻った後、ゲイリー・チャンが終盤の曲を急きょ書き直し、約1週間スタジオにこもったという。製作費は約5,400万〜5,500万ドル、北米興収は約6,341万ドルで、海外分を含めたJP Box-Officeの集計では世界興収約1億2,041万ドルに達した。車を派手に爆破する前に、製作者と監督の打ち合わせを片づけておくべきだったようだ。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
18件
監督・演出
信頼度

『デッドフォール』はなぜ監督が交代した? 爆発よりも「気の利いた結末」を望んだ

スタローンとカート・ラッセルが組んだ『デッドフォール』は、撮影途中で監督が交代した映画でもあります。アンドレイ・コンチャロフスキー監督は、製作者ジョン・ピーターズと終盤の作り方をめぐって対立し、解任されたと振り返っています。監督が撮りたかったのは、車が次々に爆発する結末ではありませんでした。[1]

・参考に挙げたのは、『ワンダとダイヤと優しい奴ら』

2010年のThe Flickcastの取材で、コンチャロフスキーは、ユーモアと機知のある終幕を望んでいたと説明しました。理想の例として挙げたのが、犯罪コメディー『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(1988)です。対してピーターズが持ち込んだのは、何度も見たような車の爆発だった、と話しています。[1]

本人は、その爆発を撮りたくなかったため、むしろ解任されることを望んでいたとも語りました。「暗い映画を作りたい監督と、明るい映画を求める製作者」というより、最後の見せ場を、破壊で決めるか、気の利いた展開で決めるかという食い違いだったようです。[1]

二人の掛け合いと爆破アクションを収めた公式予告編。公開元:Warner Bros. Rewind。

・後任が仕上げても、画面の監督名は変わらなかった

AFI Catalogが採録した当時の報道によると、撮影は予定より遅れ、製作者側は一部の場面の削減や変更を求めました。コンチャロフスキーは約3か月撮影した後に離れ、アルバート・マグノーリが引き継いでいます。[2]

その後、出演者とスタッフを呼び戻し、冒頭をさらに2週間かけて撮り直しました。それでも、完成版で監督として名前が出るのはコンチャロフスキーだけです。あの一本には、途中で引き継がれた撮影と、追加の撮り直しが収まっていました。[2]

・脚注

  1. abcThe Flickcast:コンチャロフスキー本人取材(Lon Harris、2010年11月24日)。
  2. abAFI Catalog「Tango & Cash」。監督交代、追加撮影、画面上のクレジットについての制作記録。
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企画・脚本
信頼度

本作の仮題は「Setup」だった。現存する1988年1月8日付のランディ・フェルドマン初稿は128頁で、表紙にもこの名称がある。1989年5月30日付の改稿も120頁の「Setup」で、6月8日から29日までの色分けされた差し替え頁が残る。完成時の題名になる前から、脚本は撮影期にも修正されていた。

キャスティング
信頼度

キャッシュ役の初期配役はスウェイジだった。1989年1月の配役報道にはパトリック・スウェイジの名前があり、完成版ではカート・ラッセルが演じた。

キャスティング
信頼度

キキ役は妹らしさで交代した。当初のダフネ・アシュブルックからテリー・ハッチャーへ変更され、制作側はスタローンの妹として見える外見を求めたと当時報じられている。

撮影・再撮影
信頼度

コンチャロフスキーの離脱後、アルバート・マグノーリが撮影を引き継いだ。さらに出演者とスタッフを再招集し、冒頭を撮り直した。この追加撮影は2週間に及んだ。完成版の画面上では、監督としてコンチャロフスキーだけが記されている。

公開・製作
信頼度

製作者の移籍をめぐる訴訟では公開日も争点になった。ジョン・ピーターズとピーター・グーバーがソニー傘下のコロンビアへ移る際、ワーナーとの契約が争われた。ピーターズは裁判所への文書で、反対を押し切って公開を1989年12月15日に前倒しされたと主張。実際の米国公開日は同月22日だった。

演技・脚本
信頼度

ブライオン・ジェームズの悪役は当初、2場面だけの役だったという。ジェームズは主役二人に埋もれないよう、ロンドンの庶民的なコックニー訛りを加えた。スタローンらがその演技を気に入り、改稿で出番が増えたという。ジェームズの回想では、数日で終わるはずだった仕事は14週間に伸びた。

企画・脚本
信頼度

ジェフリー・ボームは本作で大量の改稿をしたが、構想は変えていないと語った。ボームは脚本を手直ししたものの、名前を載せるよう求めなかった。1990年の取材では、改稿量は多かったが基本的な構想を変えたわけではなく、脚本クレジットに値するか自分でも確信がなかったと説明している。

撮影・関連作品
信頼度

撮影担当のバリー・ソネンフェルドは、後年の配役交渉で降板経験を持ち出した。『メン・イン・ブラック』(1997)でクリス・オドネルとの面談に臨んだ際、オドネルは別のスタローン共演作に関心を示していたという。ソネンフェルドはその話に合わせ、本作ではスタローンと働いたが解任された、と自虐的に伝えたと回想している。

音楽
信頼度

終盤の音楽には約1週間の緊急作業があった。ゲイリー・チャンは、ハロルド・フォルターメイヤーがドイツへ戻った後、終盤の曲を急きょ作り直したと回想している。チャンは約1週間スタジオにこもり、音を取り込み演奏もできる電子楽器シンクラヴィアを中心に制作した。

アクション
信頼度

【ネタバレあり】『バットマン』(1989)の格闘担当者を、本作はハリウッドへ呼び寄せた。デイヴ・リーによると、ワーナーはリーとフィリップ・タンの仕事を評価し、二人が米国で働くための手続きも整えた。本作では俳優の訓練と格闘の振付を担い、自らも戦う相手役として出演した。リーは、タンがラッセルと戦う場面や、自身がスタローンと戦う終盤の格闘は、当初より短く編集されたとも回想している。

メイク・関連作品
信頼度

本作のメイク担当とラッセルには、28本の協働があった。カート・ラッセルは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)の取材で、同じメイク担当者と28本の映画を作ったと語っている。その協働は本作までさかのぼる。本作のメイク担当者としてデニス・リディアードの名前が記録されている。

海外版・編集
信頼度

英国版はカットありだった。1990年3月26日の英国劇場審査記録には、審査の過程で削除または変更があったと明記されている。これは英国の劇場版の記録であり、米国の指定区分、日本版、後年のテレビ放送の編集内容とは区別する必要がある。

続編構想
信頼度

2019年、スタローンは本作の続編に乗り気だった。スタローンによると、カート・ラッセルは、二人が全盛期の頃と今とでは違うと慎重な反応を示したという。スタローンはさらに相談するつもりだと語ったが、これは続編の製作決定を意味するものではない。

情報不足・要確認
信頼度

ジャック・パランスが共演場面の削除を嘆いた、という逸話は未確認である。ジェイ・レノの番組で、スタローンと演じるはずだった3場面が改稿で消えたと語った、と流通している。しかし、番組映像は未確認で、放送日も確認されていない。本人の発言と確認できた話ではなく、出典をたどれない逸話として扱う。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】終盤の採石場の爆破を、11台のカメラで一発撮りしたという説がある。ただし「11台」は未確認である。採石場ロケはカリフォルニア州アーウィンデールで行われたと制作記録に残るが、カメラの台数や一度しか撮れなかった事情を説明する撮影記録・スタッフ証言には到達していない。ロケ地が分かることだけでは、一発撮り説の裏付けにはならない。

情報不足・要確認
信頼度

20人近い有名俳優を並べたキャッシュ役候補一覧が流通するが、名簿の裏付けは未確認である。当初の共演構想を語る回想と、各人への正式な打診は別の話だ。スウェイジの初期配役が確認できても、一覧全体の証明にはならない。また、シュワルツェネッガーとの共演を望んだという脚本家の回想を紹介する記事もあるため、逆に「絶対に候補ではなかった」と断定するのも避けるべきだ。

情報不足・要確認
信頼度

本作の興収が予算の約2倍だから黒字、という説明には注意が必要だ。興収は利益ではない。製作費5,500万ドルに対し、世界興収を約1億2,000万ドルと載せる資料がある一方、別の興行資料では海外分が欠けている。興行総額をそのまま製作会社の収入とみなし、宣伝費や劇場側の取り分を無視して黒字と断定することはできない。本作の最終収支は未確定である。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

デッドフォールはどこで配信?

デッドフォールを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

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