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娘・妻・母の映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
NHK BS プレミアムシネマ
次回放送 11月26日(木) 13:00〜

娘・妻・母

Daughters, Wives and a Mother / 1960
IMDb ⭐ 7.3放送日 2026/11/26 NHK BS🕐 122分🎬 東宝1960年
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1960年公開の本作は、成瀬巳喜男監督が『女が階段を上る時』(1960)の成功を受け、東宝のスターを一堂に集めた豪華版として製作した作品である。原節子と高峰秀子は15年ぶりの共演となり、井手俊郎と松山善三が脚本、安本淳が撮影を担当した。東宝の公式紹介によれば、狙ったスターの集客力は実際に働き、1960年の同社作品で最大のヒットになった。家族の経済的な綻びを描く映画を、映画会社は豪華な顔ぶれで売ったわけである。成瀬の家計簿は容赦なくても、東宝の帳簿には頼もしい一本だった。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
12件

ピックアップトリビア

撮影秘話
信頼度

原節子との接吻を、仲代達矢はどう撮ったか

『娘・妻・母』で原節子の恋人役を演じた仲代達矢には、キスシーンの忘れられない記憶がありました。成瀬巳喜男監督から実際に唇を合わせるよう求められ、困って原本人へ相談すると、「いいわよ」と応じてくれたというのです。[1]

・監督の注文と、マネジャーの説明

仲代がこの話を振り返ったのは、原の訃報が伝えられた2015年。日刊スポーツの取材で、監督からは本当にするよう言われる一方、原のマネジャーからは、これまで唇を合わせたことがないと説明されたと話しています。[1]

そこで仲代は、自分で判断して進めるのではなく、原に相談しました。本人の了承を得て、緊張しながら実際に撮ったと覚えていたのです。完成した映画では短い接吻でも、演じる二人の間には、こうした相談がありました。[1]

・大ファンだった相手の、恋人役

仲代にとって原は、共演前から特別な存在でした。『東京物語』(1953)を見て大ファンになり、初めて会ったときには、その笑顔の美しさに驚いたといいます。恋人役になったこと自体、興奮する出来事だったと語っています。[1]

この回想で、接吻の緊張がよく分かります。ただ演出上の動きをこなすだけでなく、以前から憧れていた女優が目の前にいる。監督の求める芝居と、共演者への遠慮の両方があったのでしょう。

・ロケ先では、気さくな一面も

一緒に仕事をする中で、仲代が知った原の印象は変わりました。神秘的な女優だと思っていたのに、ロケ先では皆と酒を飲み、カード遊びにも誘ってくれる、ざっくばらんな人だったと振り返っています。「ドボン」などの遊びで、自分がずいぶん負けたことまで覚えていました。[1]

スクリーンで抱いていた憧れと、現場で知った気さくさ。 その両方を語る仲代の回想からは、撮影の段取りだけでは見えてこない、共演者同士の距離も伝わってきます。

・脚注

  1. abcde「仲代達矢、キスシーン『いいわよ』映画で原さん共演」、日刊スポーツ(2015年11月26日)。仲代本人による、監督の注文、原への相談、共演前の印象とロケでの回想。(リンク)
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カメオ・配役
信頼度

【ネタバレあり】公園の老人役で顔を見せる笠智衆。乳母車の赤ちゃんは孫ではなく、内職として預かっている近所の子だ。三益愛子演じる母あきとの短い会話に、家族の外で誰かの世話をしながら働く老人の姿が置かれる。

ロケ地
信頼度

【ネタバレあり】笠智衆の老人が取り壊しの話をする公園は、世田谷区赤堤の赤松公園。実際には消えず、2018年度と2019年度の改修を経て残っている。『女の歴史』(1963)の終幕にも登場する場所で、映画内の将来予告とは異なる時間を歩んだロケ地だ。

画面内の発見
信頼度

香典はいくら包むのか、実家には月々いくら入れるのか。本作では3,000円と500円、2,500円と5,000円という差まで会話に上る。大きな争いの種になる保険金は100万円。家族の関係を、身近な支払いの額から眺められる作りになっている。

制作背景
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1960年の成瀬巳喜男は、『女が階段を上る時』(1960)、本作、川島雄三と共同監督した『夜の流れ』(1960)、『秋立ちぬ』(1960)と4作品を発表した。本作はその中の5月公開作で、監督にとって3本目のカラー映画。俳優の顔ぶれだけでなく、成瀬のカラー作品としての位置にも注目できる。

公開・上映
信頼度

本作の公開日は、1960年5月21日とも28日とも記される。前者は東京・有楽座での先行ロードショー、後者は一般封切りの日付。特定の映画館で先に見せる公開方法を区別すると、二つの日付が並ぶ理由が分かる。

編集・構成
信頼度

早苗の夫は、死を迎える人物でありながら、一度も画面に姿を見せない。事故をめぐる場面も時間を省略してつながれ、残された家族の反応が前に出る。夫婦の過去を長く説明する代わりに、夫を失った早苗と実家の関係へ視線が向く編集だ。

編集・構成
信頼度

【ネタバレあり】前半で目を引くのは、原節子演じる早苗の恋愛と再婚。ところが終盤、家計の破綻によって、三益愛子演じる母あきの引き取り先が切実な問題となる。娘の人生を追っていた物語の中心に、いつしか母の選択が現れる。

制作資料
信頼度

本作で助監督を務めた廣澤榮の旧蔵資料には、1960年2月18日付、178ページの第3稿が2冊残る。書き込みの多い一冊には、音を仕上げるダビングの表やスケジュール表、プレスシートも付く。脚本と作業表が、完成映画とは別の形で残されている。

撮影秘話
信頼度

仲代達矢が本作のロケで驚いたのは、原節子の気さくな素顔だったという。原は仲間と酒を飲み、カード遊びにも誘ってくれた。仲代はドボンなどで相当負けたこともあったと回想。神秘的な大女優という印象とは違う、共演者としての思い出を残している。

情報不足・要確認
信頼度

原節子と高峰秀子が18年ぶりに共演した、という本作の紹介には注意がいる。二人は『北の三人』(1945)でも共演しており、1960年との差は15年だからだ。久々の顔合わせではあっても、18年ぶりという年数は共演記録と一致しない。

情報不足・要確認
信頼度

本作には、東宝最大のヒットで日本映画全体の8位、という紹介がある。だが年度の配給収入を集めた表では、異なる順位も見つかる。暦年と年度、入場料の総額と配給会社へ入る金額を揃えず、順位だけを比べることはできない。8位の集計条件は要確認である。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

娘・妻・母はどこで配信?

娘・妻・母を配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
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2026-10-23確認・追加チャンネル契約 / 東宝名画座(Prime会員特典とは別) / レンタル / 400円(HD) / デジタル購入 / 2,500円(HD)
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U-NEXT
2026-10-23確認・見放題
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music.jp
2026-10-23確認・レンタル
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