🔍 ポップコーン探偵
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大脱出の映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
テレビ東京 午後のロードショー
次回放送 11月13日(金) 13:40〜

大脱出

Escape Plan / 2013
IMDb ⭐ 6.7放送日 2026/11/13 テレ東116分Summit Entertainment2013年
CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2013年米国公開、日本では2014年1月10日公開で、スタローンとシュワルツェネッガーを初めて主役同士で組ませた一本である。監督のミカエル・ハフストロームと脚本家マイルズ・チャップマンは、シュワルツェネッガーの参加に合わせ、南米の革命家だった役柄を欧州出身に書き直した。撮影にはニューオーリンズのNASA施設を利用し、透明な独房の合成では、ガラスに背景用の緑色が映り込むのを避けるため、映像合成班がセットを黒布で覆い、俳優などの輪郭を切り抜いて背景を足した。製作費はThe Numbersで7,000万ドルとされ、興収はBox Office Mojoの累計集計で北米約2,514万ドル、世界約1億3,733万ドルを記録した。世界興収の約82%は北米以外で、二人の看板を支えたのは海外市場だった。大スターの共演を成立させるにも、脚本の国籍変更とガラスの反射対策という、ずいぶん地味な鍵が必要だったのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
19件
撮影・美術
信頼度

『大脱出』の監獄セットは、宇宙シャトルの燃料タンクを造ったNASA施設に建てられた

スタローンとシュワルツェネッガーが閉じ込められる、透明な監房が並んだ巨大刑務所。『大脱出』のあのセットを建てた場所は、NASAのミショー組立施設でした。ロケーション担当エルストン・ハワードによると、宇宙シャトルの外部燃料タンクを造っていた、ニューオーリンズの組立棟を使っています。[1]

・監獄を建てられるほど、大きな場所を探した

ハフストローム監督は、準備段階に入る前から絵コンテで監獄の姿を考えていました。透明な箱が連なり、囚人は食事も睡眠も監視される。普通の刑務所を借りるだけでは足りず、その空間を丸ごと建てられる場所が必要だったのです。[1]

ハワードが見つけた組立棟は、高さ約80メートル、広さ約1万5,800平方メートル。新しいロケットを開発する移行期だったため、映画の制作班が入れたと説明しています。製作者ランドール・エメットは、現場を見て、これを誰が払うのかと思ったほどだったそうです。[1]

NASAミショー組立施設の入口の建物と星条旗
NASAミショー組立施設の建物。写真出典:NASA。

・天井の高さを、カメラの動きにも使った

監督は、この場所の広さを生かすため、約24メートルのクレーンを使った撮影にも取り組んだと話しています。宇宙機器を組み立てるための高さと広さが、逃げ場のない監獄の規模を見せる撮影にも役立ったわけです。[1]

NASAはミショーを、大型の宇宙構造物を製造・組み立てる施設として紹介しています。映画に映る刑務所は、そこに実在した監獄ではなく、この巨大な作業空間を利用して新しく建てたセットでした。[2]

・脚注

  1. abcdDVD365.net掲載の制作資料「Escape Plan」。「Inside the Tomb」に、ハワード、エメット、ハフストロームの説明を収録。
  2. NASA「Michoud Assembly Facility」。施設の用途と写真。
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企画・脚本
信頼度

本作の企画が固まる前には、ブルース・ウィリス主演、アントワーン・フークア監督という組み合わせも検討されていた。脚本家マイルズ・チャップマンとハフストローム監督は、その後スタローンが加わり、シュワルツェネッガーとの共演へ進んだ経緯をそれぞれ語っている。

脚本・配役
信頼度

ハフストローム監督によると、ロットマイヤーは当初、南米の革命家という設定だった。シュワルツェネッガーの参加を受け、監督と脚本家マイルズ・チャップマンはヨーロッパ出身の人物へ組み替えた。既にある役へ俳優を当てはめるだけでなく、俳優に合わせて役の背景も変えたのである。

脚本・アクション
信頼度

スタローンとシュワルツェネッガーの殴り合いは、後から脚本に加わった場面だ。脚本家マイルズ・チャップマンによると、二人が出演するなら対決を見たいという発想から後に加わった。「菜食主義者みたいなパンチだ」という台詞は、削除された食堂での会話とつながるものだった。

脚本・調査
信頼度

脚本家マイルズ・チャップマンは、脱獄を単なる力技にしないため、刑務所の構造を数か月かけて研究したという。制作資料では、UCLAの専門家にも協力を求めたと説明されている。監視や建築を観察し、抜け道を考える主人公の行動には、その下調べがあった。

衣装・造形
信頼度

衣装担当リズ・ウルフは、囚人服から色や質感を奪い、収容者の個性を消そうとした。一方、看守の黒い仮面は目も表情も隠すうえ、向き合う囚人の顔を映す。相手の目を見ようとしても自分しか見えない、という威圧感を衣装で作ったのである。

音楽
信頼度

作曲家アレックス・ヘッフェスは、シュワルツェネッガー側に低いチェロと異国的な響き、スタローン側に上へ動く落ち着かない弦の音を与えた。前者は人物の謎、後者は出口を探す動きを表す。また刑務所にも独自の主題を作り、電子音とオーケストラで規模の大きさを出した。

監督・関連作品
信頼度

ハフストローム監督は、本作を『1408号室』(2007年)と同じく、閉じ込められた場所から出ようとする人物の映画として捉えていた。監督自身が、ホテルの一室と監獄という違いを越えて、閉鎖空間を脱出する物語への関心を語っている。

キャスティング
信頼度

刑務所長ホブス役のジム・ケイヴィーゼルは、代理人が連絡したことから本作へ加わった。ハフストローム監督によると、本人もすぐに企画へ関心を示した。監督は、二人のアクションスターに対抗する異なる存在感を所長役へ求めた。

吹替・海外版
信頼度

ドイツでは、トーマス・ダンネベルクがスタローンとシュワルツェネッガーの吹替をともに担当してきた。本作ではスタローン側をダンネベルクが演じ、シュワルツェネッガーの声はラルフ・シッヒャへ変更された。従来の声に戻す再吹替を求める署名運動も起きた。

クレジット
信頼度

脚本クレジットの「アーネル・ジェスコ」は、ジェイソン・ケラーの別名である。英字のArnell JeskoとJason Kellerは、空白を除いて並べ替えると同じ文字になる。架空の別人ではなく、文字の並べ替えで作った名前がクレジットに載っている。

関連作品・企画
信頼度

本作より前に、スタローンとシュワルツェネッガーの二人を想定して書かれた脚本が『フェイス/オフ』(1997年)である。脚本家マイク・ワーブは、1990年の初期段階では二人を想定していたと語っている。二人の出演が契約済みだった、という意味ではない。

編集
信頼度

本作では撮影を終えた後も、スタローンの提案で一部の場面の順番が変えられた。監督の音声解説を紹介する専門レビューには、ハフストローム監督がその経緯を話したことが記録されている。どの場面をどの順へ動かしたかの全体像までは明らかでない。

演技・準備
信頼度

スタローンを指導したトレーナー、グンナー・ピーターソンは、本作の準備でロープを連続して登る運動や、重りを載せた器具を押す訓練を行ったと語っている。見せる筋肉だけでなく、共演者とのアクションに向けて動き続ける力も鍛えていた。

撮影現場
信頼度

ハフストローム監督の回想では、スタローンとシュワルツェネッガーは撮影の合間も専用車へこもらず、現場に残って撮影班と葉巻を吸い、映画人生を語り合っていた。

情報不足・要確認
信頼度

ニューオーリンズで兵士の集団が本作の撮影現場へ迷い込み、スタローンが一緒に写真を撮った、という話がある。軍の催しと撮影の日時を結び付ける当時の記事や、当人・撮影班の証言は見つからなかった。スターと本職の兵士が出会ったという、具体的な記録のない現場の逸話である。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】シュワルツェネッガーが終盤の撮影前日に上腕二頭筋を傷めた、という説がある。片腕を使う演技の理由を説明する話だが、本人やスタント担当者の証言、撮影記録は見つからなかった。映画の動作と現場での負傷を、同じ事実として結び付ける根拠は確認できない。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】撮影用のヘリコプターが遅れた日に、脚本家マイルズ・チャップマンが苛立って口にした言葉が、本作の終盤の台詞に採用されたという話がある。名前のある具体的な制作逸話だが、チャップマンの取材や確認できた制作資料には、この誕生話は見つからなかった。

情報不足・要確認
信頼度

監獄の独房を操作する装置が、脚本では室内にあったのに、絵コンテを作る段階で外へ移されたという説がある。脱獄を難しくする仕掛けとしては筋が通るが、旧稿と絵コンテの比較や、脚本家・美術担当者の証言は確認できなかった。設計変更の理由まで伝える逸話には、まだ記録が足りない。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

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大脱出はどこで配信?

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