『ブレードランナー 2049』の警察本部は、高さ4.5メートルの「ミニチュア」だった
『ブレードランナー 2049』の未来都市には、実物の建築模型が使われています。ウェタ・ワークショップが作った中で最大のロサンゼルス市警本部は、高さ4.5メートル。ミニチュアと呼んでも、人よりずっと大きい模型でした。[1]
・撮影場所へ運ぶにも、三つへ分ける
制作された建造物は約38点。市警本部の模型は、そのままでは撮影場所へ運べず、三つに分ける必要がありました。ウォレス社のピラミッド型の塔には鉄骨が入り、クレーンで持ち上げたと制作元は説明しています。[1]
警察本部の制作写真では、建物の下に置かれた機材と比べると、その大きさが分かります。小さくなった都市というより、撮影所の中へ建てた、もう一つの大きな建物のように見えます。
・87分の1にしても、床が埋まる
都市の外に広がる廃棄物の地帯「Trash Mesa」は、87分の1の縮尺でも、スタジオの床をほぼ埋める規模でした。小さくすれば場所の問題がなくなる、というわけでもありません。未来都市の巨大さを画面へ出すには、模型にも広い場所が必要だったのです。[1]
・実物を撮り、デジタルの乗り物を重ねる
模型は、照明や効果を変えながら複数回撮影されました。その素材へ視覚効果チームがスピナーなどを重ね、完成画面へつないでいます。都市が全部模型、あるいは全部CGという作り方ではなく、それぞれの素材を合わせた映像でした。[1]
市警本部の壁や窓には実物の表面があり、その間を未来の乗り物が飛んでいく。ウェタの写真を見てから都市の場面へ戻ると、画面の中に残る、物を作って照らした重みを探せます。