🔍 ポップコーン探偵
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ワーキング・ガールの映画トリビア用メインビジュアル
過去の放送記録
放送日 8月20日(木) 13:00〜

ワーキング・ガール

Working Girl / 1988
IMDb ⭐ 6.8放送日 2026/8/20 NHK BS🕐 113分🎬 20th Century Fox1988年
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ワーキング・ガールはどこで配信?

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N
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U
U-NEXT
H
Hulu
紹介している作品は、2026年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
D
DMM TV
2026年8月15日時点で日本国内配信を確認
D
Disney+
2026年8月9日時点で日本国内配信を確認
T
TSUTAYA DISCAS
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📀
DVD / Blu-ray
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CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1988年公開。脚本家ケヴィン・ウェイドとプロデューサーのダグラス・ウィックが、スニーカーで通勤し、ハイヒールを持ち歩くニューヨークの女性たちを1984年に目にしたことが企画の出発点である。メラニー・グリフィスは監督決定前から主演を望んでいたが、マイク・ニコルズが「彼女なしでは撮らない」と押し、20世紀フォックスはハリソン・フォードとシガニー・ウィーバーを先に確保して、ようやく彼女を“保険付き”で認めた。グリフィスとウィーバーは証券会社の会議や幹部に密着して役作りし、撮影は1988年2月から4月にかけて、ニューヨークの実在する金融街の建物やスタテン島フェリーで行われた。公開後、カーリー・サイモンの「Let the River Run」がアカデミー歌曲賞を受賞すると、その直後の週末興収は40%増え、最終的な世界興収約1億295万ドルに達した。ガラスの天井を破る映画を作るにも、スタジオはまず主演女優の下に二人の有名スターという安全ネットを張ったのである。

― ポップコーン探偵
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企画
信頼度

脚本家ケヴィン・ウェイドと製作者ダグラス・ウィックは1984年、ニューヨークのバッテリー・パークで、地下鉄やスタテン島フェリーから大勢の働く女性が出てくる光景を見た。女性たちは歩きやすいスニーカーを履き、職場用のハイヒールを手にしていた。ウェイドは、かつて移民が到着したエリス島を近くに見ながら、現代のニューヨークで成功を求める人々の物語を考えた。テスがフェリーで通勤し、会社で靴を履き替える冒頭は、この観察から生まれている。

脚本
信頼度

ケヴィン・ウェイドは脚本を書く前に数か月をかけ、ウォール街の秘書、仲買人、女性のM&A幹部へ仕事の実情を聞いた。金融欄や専門書も読み、金融取引の説明が物語の中で成立するように整えている。取材中には、ブルックリン出身の秘書が証券会社の上層部まで出世したという噂も耳にしたが、本人を特定することはできなかった。テスはその女性の伝記ではなく、取材した多くの働く女性をもとに作った人物である。

脚本
信頼度

ベアー・スターンズ副社長のリアム・ダルトンは、画面には名前が出ない技術顧問として金融業界の習慣を制作側へ教えた。脚本家ケヴィン・ウェイドを社内へ案内した際には、食堂の列を遠くから見て、服装だけで秘書と幹部を次々に言い当てたという。ウェイドは、企業では服が軍服のように地位を示すという観察を脚本へ取り入れた。テスが髪型、宝飾品、スーツを変える過程には、見た目で能力まで判断される職場の規則が表れている。

キャスティング
信頼度

メラニー・グリフィスはマイク・ニコルズが参加する約一年半前に脚本を読み、テス役を希望していた。しかし当時の彼女は批評家から評価された出演作はあっても、大きな興行実績を持つ主演女優ではなかった。ニコルズは正式参加後、グリフィスを起用しないなら本作を撮らないと20世紀フォックスへ主張した。スタジオが承認したのは、ハリソン・フォードとシガニー・ウィーバーという二人の有名俳優が先に決まり、興行上の安全策ができてからだった。

キャスティング
信頼度

マイク・ニコルズとキャスティング・ディレクターのジュリエット・テイラーは、投資銀行家ジャック・トレイナー役にアレック・ボールドウィンを望んでいた。ところが20世紀フォックスは、主演のメラニー・グリフィスとボールドウィンを当時まだ知名度の低い二人と判断し、男性主人公には有名俳優を求めた。そのためジャック役はハリソン・フォードへ渡り、ボールドウィンにはテスの恋人ミック役が改めて提示された。配役変更によって、テスが離れる古い生活と、進もうとする新しい世界が二人の俳優に分かれた。

演技
信頼度

メラニー・グリフィスとシガニー・ウィーバーは、撮影前にニューヨークの金融会社へ入り、会議や日常業務を見学した。グリフィスはベアー・スターンズのM&A部門で働く人々に会い、ウィーバーはシェアソン・ドレクセルのポートフォリオ運用者エレイン・ガルザレリの仕事を観察している。テスとキャサリンの違いは、庶民的な秘書と洗練された上司という外見だけでなく、実際の金融街で誰がどのように話し、会議を動かすかを調べた上で作られた。

制作トラブル
信頼度

撮影停止が、治療へ向かう転機になった。シンの結婚式でテスがミックと再会する場面を撮る日、正常に台詞を言える状態ではなく、制作は約一日停止した。失われた撮影費としてグリフィスが負担した金額は資料により約7万5,000〜8万ドルと差がある。その後は現場で状態を確認する体制が置かれ、撮影終了から三週間後に治療施設へ入った。

撮影
信頼度

一つの会社を四つの建物で作った。秘書たちが並ぶ広いオフィスは1ステート・ストリート・プラザの空いていた21階へ建て、社内クラブにはミッドデイ・クラブ、ロビーには7ワールド・トレード・センター、別の執務空間には証券会社L.F.ロスチャイルドの閲覧フロアを使った。四つの実在施設を編集でつなぎ、テスが下層の事務空間から上層の会議室へ進む一つの会社として見せている。

撮影
信頼度

主要撮影は1988年2月16日から4月27日まで行われ、スキー場面を撮った半日を除いて、ほぼ全編をニューヨーク市内で撮影した。トラスク社には旧税関庁舎、結婚式にはカーネギー邸とバーデン邸、キャサリンの住居にはアーヴィング・プレイスの19世紀住宅を使っている。最終日に撮影したのはスタテン島フェリーの場面であり、テスが毎日渡る海上の通勤路が実在のマンハッタンと物語を結んでいる。

美術
信頼度

マイク・ニコルズは後年、本作が観客に受け入れられた理由を聞かれ、冒頭でスタテン島フェリーから降りる女性たちの化粧を挙げた。主演俳優の変身だけでなく、通勤者として映る女性たちまで、当時のスタテン島で働く人々に見えるよう整えたのである。スニーカー、髪型、化粧がそろうことで、テスだけを特別な主人公として浮かせず、同じ場所からマンハッタンへ向かう大勢の一人として登場させている。

音楽
信頼度

カーリー・サイモンは脚本を読んだ後、詩人ウォルト・ホイットマンの作品も参照し、本作のために「Let the River Run」(1988)を書いた。最初は「Wall Street Hymn」という仮題を考え、ニューヨークへの賛歌に、都会の勢いを表す現代的なリズムを重ねようとした。完成曲はスタテン島フェリーからマンハッタンを望む冒頭に置かれ、テス一人の成功だけでなく、毎朝都市へ渡ってくる働く人々全体の歌として始まる。

音楽
信頼度

Let the River Run」(1988)は、作詞、作曲、歌唱をすべてカーリー・サイモン一人が担当した。第61回アカデミー賞の歌曲賞、1989年のゴールデングローブ賞歌曲賞、1990年のグラミー賞映像作品歌曲賞を受賞している。グラミー賞公式は、女性が単独で書いた一曲によってオスカーとグラミーの両方を受賞した最初の例としてサイモンを記録している。

受賞
信頼度

第61回アカデミー賞では、作品賞、マイク・ニコルズの監督賞、メラニー・グリフィスの主演女優賞、「Let the River Run」(1988)の歌曲賞に加え、シガニー・ウィーバーとジョーン・キューザックがそろって助演女優賞候補になった。受賞したのは歌曲賞だけだったが、テスを取り巻く上司キャサリンと親友シンという、立場の異なる二人の女性役が同じ部門で評価されている。

受賞
信頼度

1989年のゴールデングローブ賞では6部門の候補となり、ミュージカル/コメディ部門作品賞、メラニー・グリフィスの主演女優賞、シガニー・ウィーバーの助演女優賞、「Let the River Run」(1988)の歌曲賞を受賞した。ウィーバーは同じ年に『愛は霧のかなたに』(1988)でドラマ部門主演女優賞も受賞し、一回の授賞式で二つの演技賞を得ている。

宣伝
信頼度

20世紀フォックスは公開時、全米30都市で働く秘書約1万5,000人へ、題名入りの鉛筆と宣伝バッジを郵送した。送り先には映画会社や銀行、ニューヨークの野球球団で働く秘書のほか、次期大統領ジョージ・H・W・ブッシュの秘書も含まれていた。一部には付箋、マグカップ、クリップ入れも用意され、バッジには「笑顔、ファイリング、電話応対だけが人生ではない」という趣旨の文句を入れた。主人公と同じ職種の女性を、宣伝の最初の観客にしたのである。

公開
信頼度

Let the River Run」(1988)が1989年3月のアカデミー歌曲賞を受賞すると、地域によっては本作のサウンドトラック販売が二倍以上になった。映画の週末興行収入も同年4月最初の週末に前週から40%増え、北米興収はその時点で5,800万ドルへ達した。公開から三か月以上たっていた作品を、劇中で繰り返し流れる一曲の受賞が再び映画館へ押し戻した。

キャスティング
信頼度

ハリソン・フォードが出演を決めた時点で、制作側は本作を大げさなギャグ映画ではなく、1930〜40年代の登場人物を中心にした繊細な恋愛喜劇と説明していた。ジャック・トレイナー役は、フォードを『スター・ウォーズ』(1977)や『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)の行動的な主人公とは違う、ケーリー・グラント型の喜劇へ置く試みだった。酒に酔ってテスに担がれる場面では、二枚目の男性が状況を支配しない面白さが使われている。

キャスティング
信頼度

本作はデヴィッド・ドゥカヴニーの映画初出演作である。冒頭、テスの誕生日を驚かせるため浴室に隠れている客の左上付近に姿があり、後半の婚約祝いにも現れる。役名はなく、正式クレジットでも「テスの誕生日会の友人」の一人として記載された。『X-ファイル』(1993〜2018)で主演する前の姿を、群衆の中から探せる短い出演である。

撮影
信頼度

テスとジャックが初めて会い、テキーラを飲む酒場の場面は、当時サウス・ストリート・シーポートにあったキャロラインズ・コメディ・クラブで撮影された。酔ったジャックをテスが階段から下ろしてタクシーへ運ぶ際、店の広告看板も画面に入る。金融会社の重い会議室とは対照的に、二人が肩書を知らないまま出会う場所には、実在のコメディクラブが使われている。

宣伝
信頼度

劇場予告には、完成版では使われなかった場面と台詞が残っている。キャサリンが歓迎会へ着る赤い服に静電気防止剤を吹き付けるようテスへ頼む場面と、シンの結婚準備をしながらテスがジャックとの関係を話す場面である。どちらも本筋を変える削除ではないが、上司の私的な世話まで引き受ける秘書の仕事と、テスが友人へ恋愛を語る時間が編集で短くなったことが分かる。

派生作品
信頼度

NBCは映画の成功を受け、同じ題名のテレビシリーズを13話発注した。当初はナンシー・マッケオンがテス・マッギルを演じる予定だったが、放送版ではサンドラ・ブロックへ交代している。シリーズは1990年4月16日から7月30日まで放送された。映画公開の約一年半後、まだ主演映画で広く知られる前のブロックが、職場で上を目指すテスを引き継いだ。

画面内ディテール
信頼度

前半では、脚を骨折して留守にしているキャサリンの住居へ入ったテスが、上司の手帳や私物を調べる。終盤では逆に、戻ってきたキャサリンがテスのノートを開き、ジャックの電話番号と商談予定を見つける。同じ「他人の記録を無断で読む」行動を二人にさせることで、テスが上司の地位を借りたことと、キャサリンが部下の発想を奪ったことを対照させている。

情報不足・要確認
信頼度

ジャックとの最初の商談へ向かうテスのまとめ髪は、メラニー・グリフィスの母ティッピ・ヘドレンが『鳥』(1963)で演じたメラニー・ダニエルズの髪型に似ている。ただし、ヘアメイク担当者や監督が母娘へのオマージュだったと説明した資料は確認できていない。画面上の類似は見比べられるが、意図的な引用と断定するにはヘアメイク設計の証言が不足している。

情報不足・要確認
信頼度

フェリーでテスが新聞記事を切り抜く場面では、同じ紙面に、本作で人事担当者を演じるオリンピア・デュカキスと、いとこのマサチューセッツ州知事マイケル・デュカキスの記事が載っているように見える。1988年はマイケルが大統領選へ出馬した年である。ただし、現在確認できた映像では紙面の文字が小さく、記事内容を完全には判読できないため、高解像度版の静止画確認が必要である。

情報不足・要確認
信頼度

テス役とキャサリン役については、ミシェル・ファイファー、ロレイン・ブラッコ、ブルック・シールズ、マドンナ、メリル・ストリープなど、多数の名前が伝わっている。しかし、本人がオーディションを受けた例、出演を望んだ例、監督が興味を示しただけの例が一つの一覧に混在している。ロレイン・ブラッコのように本人の回想がある候補もいるが、全員を同じ「正式候補」と扱うには、配役記録や個別証言の確認が足りない。

情報不足・要確認
信頼度

テスをリムジンへ連れ込むボブ・スペック役は、撮影直前に別の俳優からケヴィン・スペイシーへ交代したと伝えられている。マイク・ニコルズは、以前『心みだれて』(1986)で起用したスペイシーの自宅へ迎えの車を送り、後部座席に脚本を置いて、撮影所へ着くまでに台詞を覚えさせたという。ただし、交代前の俳優名と撮影日の制作記録は確認できておらず、30周年の回顧証言以上の裏付けが必要である。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

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