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ザ・イーストの映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
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放送日 10月11日(日) 03:05〜

ザ・イースト

The East / 2013
IMDb ⭐ 6.8放送日 2026/10/11 テレ東116分Scott Free Productions / Fox Searchlight Pictures2013年
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2013年公開の本作は、監督・共同脚本のザル・バトマングリと、主演・共同脚本のブリット・マーリングが2009年に約2か月間、廃棄された食料を活用して消費社会から距離を置く人々と暮らした体験から生まれた。二人の前作をサンダンスで見たプロデューサーのマイケル・コスティガンが本作の脚本に関心を持ち、リドリー・スコットらのスコット・フリーとフォックス・サーチライトが製作に加わった。ルイジアナ撮影では、美術担当アレックス・ディジェルランドが元ナイトクラブを森に侵食された屋敷へ改装し、別の場所にある地下室も編集で同じ建物につないでいる。編集者アンドリュー・ワイスブラムが別作品の予定で離れた後はビル・パンコウが引き継ぎ、試写で最後の場面が意図どおり機能していないと判断したバトマングリとマーリングは、脚本を書き直して追加撮影を行った。製作費は約650万ドルとされ、The Numbersの集計では北米興収が約227万ドル、世界興収が約303万ドルで、劇場収入の規模は製作費を下回った。反企業の映画も、完成までには企業の資金と試写の判断を通る――制作現場まで社会の外へ逃げ出せるわけではないのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
21件
企画
信頼度

『ザ・イースト』は実話? 映画のためではなかった二人の旅

私設情報機関の調査員サラが、反企業集団「イースト」へ潜入する本作。

共同脚本を書いたザル・バトマングリとブリット・マーリングは、実際にフリーガンと呼ばれる人々と生活した経験を持っています。廃棄された食料を活用し、できるだけお金に頼らず暮らす人々です。[1]

では、二人は映画のために実在の過激派へ潜入したのでしょうか?

実は、その夏の旅は、最初から映画の取材として計画されたものではありませんでした。

・ハリウッドで行き詰まった二人

バトマングリとマーリングは、映画界で仕事を得ようとロサンゼルスへ移りました。しかし、思うように道は開けません。

そこで二人は、いったん業界から離れて旅に出ます。きっかけの一つは、署名も書かれていないアナキストのブログでした。バトマングリは、そこに自己顕示の感じられない文章があったことに惹かれたと振り返っています。[1]

二人が持ったのは、バックパックと寝袋。貨物列車の乗り方を学び、ライドシェアも使って各地を移動しました。マーリングは、食料品店の裏にまだ食べられる食料が多量に捨てられ、それを集めて一日3回、150人分の食事を作る人々を見たと話しています。[1]

・「イースト」という集団は実在しない

旅の経験は、映画の共同生活や食事の感覚に活かされました。ただし、二人がサラのように、報復作戦を行う集団へ潜り込んだわけではありません。

バトマングリは、旅先で本作の「イースト」のような自警集団には出会っていないと明言しています。[1]

一方、企業による環境汚染や医薬品をめぐる問題は、二人が現実のニュースや取材から集めたものでした。バトマングリとマーリングは、現実の企業問題に対し、直接行動する架空の集団を作ったのです。[2]

・体験をそのまま再現した映画ではない

ここが、本作の「実話」を考えるときの大切な線引きです。

  • 廃棄食料を活用する生活や、お金に頼らない移動は、二人が実際に経験した
  • 映画の「イースト」は架空の集団
  • 物語の背景にある企業問題は、現実の出来事を参照した

つまり、『ザ・イースト』は、実在する集団への潜入記録ではなく、生活体験と現実の企業問題を組み合わせたフィクションなのです。

・脚注

  1. abcdTheWrap「‘The East’ Filmmakers Go From Dumpster-Diving to Sundance Darlings」(2013年5月24日)。ザル・バトマングリとブリット・マーリングが、旅に出た動機、移動と廃棄食料を活用した生活、本作のような集団には出会っていないことを説明している。(リンク)
  2. KPBS「Review/Interview: The East」(2013年6月14日)。監督と共同脚本家が、「イースト」は架空の集団であり、現実の企業問題から物語を組み立てたと説明している。(リンク)
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脚本
信頼度

本作には共同生活の実体験が使われているが、「イースト」という集団自体は架空だ。バトマングリとマーリングは、企業による環境汚染や医薬品をめぐる現実の問題を出発点に、企業へ直接報復する人々の物語を組み立てたと説明している。

脚本
信頼度

バトマングリによると、本作の脚本づくりには9か月かかったが、Final Draftという脚本ソフトを使ったのは最後の6週間だった。二人で物語を口頭で伝え合い、相手の注意がどこで途切れるかを確かめた。会話の中で話を練り、最後に脚本の形へ整えたという。

企画
信頼度

本作の脚本は、前作『サウンド・オブ・マイ・ボイス』(2011)の撮影前に書いていた。両作には集団へ入り込む人物が登場するが、バトマングリは前作のカルトと本作の政治集団を区別している。同じ構図を持ちながら、探ろうとした集団の性格は違った。

製作
信頼度

マイケル・コスティガンはサンダンスでバトマングリと約45分話し、2日後に本作の脚本を受け取った。そこからコスティガンとスコット兄弟が製作を希望したという。すでに書いてあった脚本が、映画祭での出会いを通じて製作へ進んだ。

撮影
信頼度

バトマングリは、デジタルをよく知る若い撮影監督を起用したいと考え、ロマン・ヴァシャノフの参加を強く求めた。単に若手だけを集める方針ではなく、デジタル撮影に親しんだ感覚を本作の映像づくりへ持ち込むための人選だった。

演技
信頼度

集団がボトルを回して相手を選ぶ場面では、最初の数テイクを脚本どおりに撮り、その後は出演者たちが本当に遊ぶ様子を撮影した。マーリングは、この遊びを性的な刺激よりも、人と触れ合う喜びを表すものとして考えていたと語っている。

人物造形
信頼度

【ネタバレあり】マーリングによると、サラが集団に心を動かされても自分自身を保っていることを示すため、脚本では彼女の信仰を残した。集団の方法には同意しきれず、自分だけの精神的な拠り所も捨てない。その違いもサラの変化の一部として描いたという。

脚本
信頼度

マーリングは『ソルト』(2010)が好きだとしつつ、男性の視点で書かれた役を女優が演じているように感じたと語った。本作では女性の視点から捜査する主人公を描き、サラが任務の中で変わっていく過程にも女性としてのあり方を取り込もうとした。

撮影
信頼度

本作の撮影日数は、監督が26日間、撮影監督が27日間と振り返っている。バトマングリによると、複雑な手術場面に使えたのは、ある午後のわずか3時間。出演者の芝居と手術の動きをまとめて撮る必要があり、短い日程の中で成立させた場面だったという。

美術
信頼度

集団の隠れ家は、森の中の古い家で撮る予定だったが、実際にはシュリーブポート中心部の元ナイトクラブを使った。美術担当アレックス・ディジェルランドが建物を改装し、木まで加えて、自然に侵食された屋敷という脚本のイメージを作った。

美術
信頼度

隠れ家の地下室は、主セットとは数マイル離れた別の廃屋で撮った。主セットには穴と蓋、数段の階段だけを作り、そこへ入った俳優が別の場所の地下室へ続いて降りたようにつないだ。地下室の照明や便器、電子機器も美術部が持ち込んでいる。

編集
信頼度

【ネタバレあり】編集のアンドリュー・ワイスブラムは『ノア 約束の舟』(2014)の予定があり、ビル・パンコウへ引き継いだ。試写後、バトマングリとマーリングは最後の場面を書き直して追加撮影し、再び試写を行って完成版を固めた。

撮影
信頼度

集団が撮った活動記録の映像には、実際に低解像度のカメラを使った。完成後に本編の高精細な映像を一律に粗くしたのではない。撮影時から画質を変え、さらに編集や視覚効果で一部を加工して、劇中の記録映像に仕上げた。

編集
信頼度

ティムとサラがベッドで話す場面では、別テイクの演技を合成した。ワイスブラムは上体を起こしたティムの芝居を使いたかったが、サラと体が重なっていたため、人物の輪郭に沿って映像を切り抜き、一つの画面へつないだ。

音楽
信頼度

ハリー・グレッグソン=ウィリアムズは、本作に専念できないため、かつての教え子で助手でもあったHalli Cautheryを提案した。重要な曲やテーマをグレッグソン=ウィリアムズが書き、それを基にCautheryが本編全体の音楽を作る分担になった。

音楽
信頼度

トビー・ケベル演じるドクがピアノを弾く場面のテーマ曲は、監督の兄弟でミュージシャンのロスタム・バトマングリが作った。劇中で人物が奏でる曲も、グレッグソン=ウィリアムズとHalli Cautheryによる本編音楽とは別の作り手が加わっている。

影響・関連作品
信頼度

バトマングリが本作の参考として挙げたのは、『パララックス・ビュー』(1974)や『大統領の陰謀』(1976)など、1970年代の政治スリラーだった。考えさせる題材とスリルが共存する映画を作りたいという狙いで、当時の作品から影響を受けたという。

タイトル
信頼度

バトマングリは「イースト」という名前に、米国東海岸の権力と、極東や中東のような異質な場所という、いくつもの意味が重なると語っている。マーリングはさらに、北を目指すサラの道徳的な羅針盤が、東へ引かれるという見方を示した。

製作
信頼度

本作の撮影準備が進むころ、ウォール街占拠運動が始まった。バトマングリは撮影開始の3〜4週間前だったと振り返り、共同生活や直接行動が報道される様子に、映画を作る必要をあらためて感じたという。運動を見て一から書いた脚本ではなかった。

製作
信頼度

反企業の集団を描く本作を、フォックス・サーチライトと作ることに抵抗はなかったのか。マーリングは協働を肯定し、企業も人の集まりであり、脚本に共感した担当者たちが実現を助けてくれたと語った。すべての企業を一括して悪とする考えではなかった。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

ザ・イーストはどこで配信?

ザ・イーストを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

D
Disney+
2026-10-04確認・見放題
M
music.jp
2026-10-04確認・レンタル330円・視聴開始後7日間
V
VideoMarket
2026-10-04確認・レンタル330pt〜・7日間/購入もあり
D
DMM TV
2026-10-04確認・有料視聴440円〜
P
ぽすれん
2026-10-04確認・DVD宅配レンタル(在庫は公式ページで確認)
P
Prime Video
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Netflix
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