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ハリー・ポッターと謎のプリンスの映画トリビア用メインビジュアル
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ハリー・ポッターと謎のプリンス

Harry Potter and the Half-Blood Prince / 2009
🕐 154分🎬 Warner Bros.2009年
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ハリー・ポッターと謎のプリンスはどこで配信?

ハリー・ポッターと謎のプリンスを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

N
Netflix
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U
U-NEXT
2026年8月3日時点で日本国内配信を確認
H
Hulu
紹介している作品は、2026年8月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
D
DMM TV
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
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📀
DVD / Blu-ray
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2009年公開、映画シリーズ第6作で、デヴィッド・イェーツが続投し、脚本には一作休んだスティーヴ・クローヴスが復帰した。撮影監督ブルーノ・デルボネルはデジタルカメラではなく35ミリフィルムを選び、灰色を基調に焦点を柔らかく崩す画作りを試したため、ワーナーから色を足すよう求められたが、調整後の映像は承認された。この強い画面設計はシリーズで唯一のアカデミー撮影賞候補をもたらした一方、完成済みだった作品の公開は2008年11月から2009年7月へ約8か月延期された。延期理由は撮影上の問題ではなく、脚本家ストの影響で空いた翌夏の大作枠を埋め、より広い観客へ売るという配給判断だった。製作費約2億5,000万ドル、The Numbersの再上映分を含む世界興収約9億2,610万ドルで、高額化した制作費を回収する規模には達した。暗い画面には注文を出しても、完成品を棚で八か月眠らせることには耐えられるのが、スタジオの不思議な視力である。

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撮影・VFX
信頼度

撮影監督ブルーノ・デルボネルは、恋愛や友情の親密な物語を不穏な学校の中に置くため、暗い灰色の変奏を全編の基調にした。既存の大広間や廊下を過去作とは違って見せることが課題で、光量を落とすだけでなく、人物の顔が闇へ溶ける時間まで設計した。ホグワーツそのものを、危機を内側に抱えた一人の登場人物のように扱った撮影である。

参考情報:公開資料

撮影・VFX
信頼度

洞窟の水盆では、6キロワットのソフトボックス一灯だけを50フィートのテクノクレーン先端へ載せ、ブルーノ・デルボネル自身が動かした。光が二人の顔を照らしたり隠したりする位置を予測不能にし、静かな会話へ揺れを与えている。暗部を別の照明で救わなかったため、光が外れた部分は本当に黒く沈んだ。

参考情報:公開資料

公開・受容
信頼度

ブルーノ・デルボネルは本作でアカデミー撮影賞へノミネートされ、映画版全8作のうち同部門候補になった唯一の作品となった。過去作のセットを使いながら、灰色、逆光、浅い焦点、極端な暗部によって学校の印象を作り替えた仕事が対象である。シリーズの映像が美術やVFXだけでなく、撮影設計として評価された稀な例になった。

参考情報:公開資料

撮影・VFX
信頼度

視覚効果監修ティム・バークは、俳優の芝居を止めないため、セット拡張やブルースクリーン合成を目立たせずドラマを支える方針を採った。デイビッド・イェーツが人物へ集中して自由に撮れるよう、VFX側が後から環境を補う設計である。巨大な見せ場は数か所へ絞り、それ以外では魔法より人間関係が先に見える画面を目指した。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

ILMは洞窟の結晶、湖、亡者、炎を含む約160カットへ約60人を投入し、約一年かけて完成させた。炎の壁は高さ約30メートル、直径約61メートルに達する設定で、俳優の周囲を旋回しながら通路を開く必要があった。結晶の島だけが実物セットで、その外側の巨大空間、水、群衆、火は一体のデジタル場面として組み立てられた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

ILMは粗い3D流体計算を土台に、カメラへ向けた多数の高精細な2D断面へ密度、温度、燃料、速度を展開した。通常は128枚の断面を使い、最難関の「炎が割れる」カットでは千枚を超えるため六つの計算へ分割した。数日かかり得た火の修正を半日ほどで確認でき、監督の演出に合わせて炎の形を変更できるようになった。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

ハリーをつかむ近距離の亡者は、最大約100体までアニメーターが一体ずつ手付けした。湖底を埋める数千体には、800フレーム分の七〜八種類の動作周期を作り、粒子で駆動するカードへ時間をずらして配置している。接写の演技と遠景の密度を別方式で作ることで、襲撃の読みやすさと圧倒的な数を両立させた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

洞窟の深い水ではPhysBAMによる3D流体計算を使い、亡者が起こすうねり、飛沫、波を立体的に作った。島の縁に広がる浅い水面には、GPUで実時間に近い速度で動く1K〜2Kの2D計算を採用している。同じ湖の中で、身体が沈む水と足元に広がる薄い水を分けたため、計算量を抑えながら接触の細部を残せた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

選抜試験と試合では俳優をワイヤー付きで撮影したが、最終カットに映る選手の約90パーセントはデジタル人物へ置き換えられた。四台のカメラと顔の約80個の追跡点で表情を動画計測し、動く顔の形と肌の質感を同時に取得している。実写では危険な衝突や急旋回を可能にしつつ、顔だけが人形のように止まる問題を避けた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

過去作の飛行装置は小さな子どもの体格を前提にしていたため、十代後半へ成長した出演者に合わせて全面的に作り直された。全軸回転できるマトリックス・リグ、箒を操作するポールアーム、人物を空中へ放つ巨大なロシアン・スイング、トランポリンを場面ごとに使い分けている。CGだけで飛ばすのではなく、身体へ実際の加速や落下を与えた表情を素材にした。

参考情報:公式資料

撮影・VFX
信頼度

MPCは航空ショーとF1中継を参照し、仮想500ミリレンズで遠近感を圧縮した。カメラが先回りするのではなく、遅れて選手へ追いつく動きを加え、現場の中継班が必死に競技を追っている感触を狙った。魔法の箒を無重力の飛行物として見せず、衝突と速度のあるスポーツへ変えるための撮影文法である。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

布のない選抜試験用競技場では階段や梁がすべて見えるため、MPCは約3万5000個の形状で構造を組んだ。周囲の山林にはスコットランドで撮った写真を使ったが、競技場との間に約8キロの空白があり、マットペインターが約六か月かけて地形と霞を補っている。木々の間へ200メートルごとに濃さの違う霞を置き、平面写真へ距離を与えた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

列車内の生徒から窓の外へ出て、別の車両を越え、ハリーたちの窓へ入るショットは、一両の内装を三度組み替えて撮影した。モーションコントロールの動きをそろえ、存在しない車体、線路、窓外の風景を一人の担当者が六か月かけて接続している。全CGへ置き換えず実在する俳優と内装を残したため、複雑な継ぎ目があっても車内の質感は変わらない。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

身体と景色が吸い込まれて混ざる8秒のショットは、最初の二〜三か月を表現方法の往復に費やした。駅と村を同じ形状構造のCG空間として作り、二人の身体は五フレームごとにモデラーが変形形状を手直ししている。さらに皮膚、ビロード、衣服など15種類の質感パスを重ね、痛そうでありながら何が起きているか読める変形へ整えた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

ハーマイオニーを慰めるように漂う小鳥は、ロンが現れると細い矢のような攻撃軌道へ変わる。扉へ衝突した瞬間には、鳥の形を構成していた小平面を羽根へ切り替え、剛体計算と布の計算で飛び散らせた。可愛い魔法が怒りへ転じる感情の変化を、飛行アニメーションから破裂する素材への技術切替で表している。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

死喰い人が大広間を破壊するショットは撮影後に追加され、爆発の実写素材は存在しなかった。Cinesiteは二つのカメラ位置と静止画から机、皿、杯、ステンドグラスを含む室内全体を再構築し、100個の小さな爆発を順番に走らせた。実物なら火薬を連続点火する手順をCGの破壊へ移し、衝撃波に合わせて空中の蝋燭まで消している。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・VFX
信頼度

撮影時の人工雪だけでは足りず、Cinesiteは小さな雪片を撮影して素材化した。独自のモーション・ワーパーは角の追跡点だけでなく画面全体の画素変化を解析し、風で揺れる髭や毛皮の上へ雪を貼り付けている。同じ技術は傷の追従や顔の置換にも使え、複雑な表面を丸ごと追えることが強みだった。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

美術・衣装
信頼度

美術監督スチュアート・クレイグは、リバプール港で周囲を圧倒していた巨大な煉瓦建築を見つけ、ウール孤児院の外観へ発展させた。内装には耐久性が高く清掃しやすいためヴィクトリア朝の公共施設で使われた施釉タイルを採用している。冷たく反射する壁が、少年トムの部屋を住居より監獄に近い空間へしている。

参考情報:公開資料

美術・衣装
信頼度

入口の外景にはアイルランドのモハーの断崖を使ったが、内部で建てたのは二人の到着地点と中央の島だけだった。果ての見えない空間は、石英洞窟と岩塩洞窟を調査し、結晶表面の反射を合成樹脂とCGで試しながら設計している。現実の海岸から仮想の巨大空間へ切り替わっても、岩の材質と光の性質が連続するように作られた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

美術・衣装
信頼度

同じ必要の部屋でも、前作の訓練場と本作の隠し場所では要求される機能が違う。美術部は巨大なヴォールト天井という建築の骨格を残しながら、床から天井まで家具や廃品が積み上がる倉庫へ再設計した。ドラコのキャビネットが大量の物に埋もれるため、画面に映っていても重要物だと気づきにくい構成になった。

参考情報:公開資料

美術・衣装
信頼度

衣装担当ジャニー・ティーマイムは、使命を得たドラコに学校の制服ではなく黒いスーツを着せ、投獄された父ルシウスの杖まで持たせた。本人はすでにホグワーツを卒業する側だと思い込み、父の地位を継いだ姿を先取りしている。しかし細身の学生が大人の装いを借りるため、自信と無理が同時に見える衣装になった。

参考情報:公開資料

美術・衣装
信頼度

ジャニー・ティーマイムはラベンダーの名に合わせ、色鮮やかで装飾的な服を毎場面変え、制服にも髪のスカーフなど私物の工夫を加えた。一方のハーマイオニーは知性を自分の強みと考える人物として、実用的で控えめな服を保っている。二人がロンを巡って張り合う前から、画面の色と装飾で正反対に見える。

参考情報:公開資料

美術・衣装
信頼度

訓練着はパッド入りの運動服と革のヘルメットとして、試合用制服はより華やかな手作り衣装として用意された。ただし高速飛行で長く流れるマントは、絡まりや動きの制限を避けるため撮影後にデジタル追加している。身体に触れる重さは実物で残し、速度を強調する部分だけをVFXへ任せた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

キャスト
信頼度

11歳のトム・リドルを演じたヒーロー・ファインズ・ティフィンは、ヴォルデモート役レイフ・ファインズの甥である。デイビッド・イェーツは、普段は人懐こい少年から感情を消し、動きを止めて静かに立たせることで不気味な統制力が生まれる点を評価した。顔の似方より、感情を見せず相手を支配する芝居が配役の核になった。

参考情報:公開資料

キャスト
信頼度

製作陣は多数の候補を見た後、ジェシー・ケイヴとルパート・グリントを組み合わせた時の化学反応を決め手にした。ケイヴはラベンダーを、飛びついて抱き締めることで望みを通す身体的な人物として演じている。ロンが圧倒される喜劇は台詞だけでなく、二人の距離が急に消える動きから作られた。

参考情報:公開資料

企画・脚本
信頼度

脚本家スティーブ・クローブスの初稿には、一つを除くヴォルデモートの記憶が入っていた。デイビッド・イェーツは過去を網羅するより、孤児院の少年とスラグホーンを操る学生を並べ、力を得ていく線へ集中させた。原作で分霊箱候補を示す複数の記憶が映画から消えたのは、脚本家の未採用ではなく、その後の構成判断だった。

参考情報:公開資料

企画・脚本
信頼度

原作にない隠れ穴の襲撃は、学校の外で進む戦争を報告だけにせず、ハリーが安全だと思っていた家まで脅かすため追加された。明るい恋愛喜劇が続く中盤へ、死喰い人がいつでも日常へ侵入できる場面を置く構成である。次作では隠れ穴が再び使われるため、建物の継続性より本作単独の緊張を優先した改変でもある。

参考情報:公開資料

企画・脚本
信頼度

当初の脚本には、天文台の塔でハリーがダンブルドアの杖を手にする流れがあった。ところが最終巻で杖の所有権が結末を左右すると判明し、その設定を壊さないよう第6作側の物語を変更した。撮影中の映画が未公開だった次巻の情報を受け、重要な小道具の受け渡しを組み直した例である。

参考情報:公開資料

企画・脚本
信頼度

原作終盤ではホグワーツ内部で戦闘が起きるが、映画はその大部分を省いた。デイビッド・イェーツは最終作にも同じ学校を舞台にした大決戦があるため、二作続けて似た終幕にしない判断だったと説明している。その結果、第6作の終盤は集団戦よりダンブルドアの死と、逃げるスネイプを追うハリーへ集中した。

参考情報:公開資料

企画・脚本
信頼度

初期脚本には、ダンブルドアが若い女性へ思いを寄せた過去を語る台詞があった。脚本を読んだJ・K・ローリングはその箇所を止め、デイビッド・イェーツへダンブルドアは同性愛者だと伝えた。完成版で恋愛対象が説明されるわけではないが、人物設定が実際の台詞を一つ消した制作上の判断である。

参考情報:公開資料

音楽・音響
信頼度

ニコラス・フーパーは合唱場面のため「イン・ノクテム」を書いたが、場面そのものは編集で削除された。それでも旋律の断片をハリーとダンブルドアに関わる各所へ置き、異なる場面をつなぐ主題として残した。完成版で曲を丸ごと聞けなくても、音楽の骨格には未使用場面の痕跡が通っている。

参考情報:公開資料

美術・衣装
信頼度

葬儀のアラゴグは旧作の型を基に老化と腐敗を彫り直し、夕光が脚を透けるよう半透明ウレタンで成形した実物大模型だった。細い毛には箒の毛、太い毛には綿毛を付けた羽根の芯を一本ずつ植えている。穴へ滑り落ちる巨大な死骸に本当の重さを出すため、軽いデジタル像ではなく運べる造形物が必要だった。

参考情報:公式資料

小ネタ・画面内
信頼度

ダンブルドアの記憶棚に並ぶ小瓶には、美術スタッフが一本ずつ手書きしたラベルが付いている。画面で大きく読ませるための小道具ではないが、既知の魔法使いの名前も混ぜ、長年集めた個人の記憶という設定を物量で支えた。背景の瓶を追うと、校長室がこの一件のため急に用意された場所ではないことが分かる。

参考情報:映画ニュースサイト(日)

美術・衣装
信頼度

ダンブルドアの死後、教師と生徒が中庭で杖を掲げる場面には、150人を超える群衆分の杖が必要だった。小道具部は主要人物専用の意匠とは別に、多数の汎用杖を追加製作している。一斉に灯る光の数を実在する小道具でそろえたことで、追悼が数人の芝居ではなく学校全体の行為になった。

参考情報:公式資料

公開・受容
信頼度

当初は2008年11月21日公開予定だったが、ワーナー・ブラザースは2009年7月へ約8か月延期した。会社は家族向け大作に適した夏休み枠と、脚本家ストライキの影響で翌夏の作品が不足したことを理由に挙げ、製作側も映画自体は11月に間に合ったと説明している。予告公開後の変更だったため反発が広がり、会社社長がファンへ改めて声明を出す事態になった。

参考情報:公開資料

トラブル・訴訟
信頼度

マーカス・ベルビー役のロバート・ノックスは撮影を終えた直後の2008年5月、弟を守ろうとした際に刺され、18歳で亡くなった。次作への出演も決まっていた時期で、本作が遺作となった。事件は翌年の裁判で殺人として有罪判決が出ており、単なる撮影中の噂ではなく公判記録を伴う制作後の悲劇である。

参考情報:新聞社(英)

トラブル・訴訟
信頼度

マギー・スミスは乳がん治療の放射線療法と撮影が重なる時期にも、マクゴナガル役の仕事を続けた。治療の影響で体調が悪く、髪を失った時期もあったと後に振り返っている。健康情報を美談へ単純化はできないが、完成画面にその事情を持ち込まず役を継続した事実は、本人の証言として残っている。

参考情報:公開資料(英)

キャスト
信頼度

ダニエル・ラドクリフは映画そのものではなく自分の演技について、第6作をシリーズ中の最低に置いている。2014年には演技が一本調子で、慣れから慢心し、狙ったものが画面へ出なかったと具体的に振り返った。後年の作品順位でも同じ選択をしており、一時的な宣伝上の発言ではなく、本人の自己評価として一貫している。

参考情報:公開資料

撮影・VFX
信頼度

冒頭でハリーがカフェの店員と話し、ダンブルドアに連れ出される場所はロンドン南西部のサービトン駅である。通常営業への影響を抑えるため撮影は早朝帯に行われ、ホーム上の実在店舗と線路をそのまま物語へ取り込んだ。魔法世界へ戻る入口をキングス・クロスではなく日常的な通勤駅に置いた、映画独自の導入である。

参考情報:資料・アーカイブ

キャスト
信頼度

『秘密の部屋』で青年トムを演じたクリスチャン・コールソンは、第6作での再演を望んでいた。しかしデイビッド・イェーツは、撮影時に29歳近い俳優を16歳として見せるのは難しいと判断し、フランク・ディレインへ交代した。回想場面の数が減っただけでなく、同じ学生時代のトムもシリーズ内で別の顔になった。

参考情報:公開資料

小ネタ・画面内
信頼度

三本の箒で俳優が飲むバタービールには、英国で販売される果実飲料J2Oを使い、その上へビールらしい泡を加えた。透明な液体へ色だけを付けるのではなく、実際に何度も飲める味のある飲料を選んでいる。後のテーマパーク用レシピとは別物で、画面の泡と色を優先した撮影用の代用品だった。

参考情報:映画データベース(米)

情報不足・要確認
信頼度

ラベンダー役に約7000人が応募したという数字が流通している。製作陣が多数の候補を見たことと、ジェシー・ケイヴをルパート・グリントとの相性で選んだことは制作ノートで確認できるが、7000という総数を示す募集記録までは確認できない。人数を外せば配役経緯は確かなため、数字だけを保留する必要がある。

参考情報:映画データベース(米)

情報不足・要確認
信頼度

ジェシー・ケイヴをラベンダー役へ推したのはエマ・ワトソンだった、という説がある。ケイヴが多数の候補から選ばれ、ルパート・グリントとの相性が決め手になった点は確認できるが、ワトソン本人や製作者が推薦を語った記録は見つからない。選考過程へ主要俳優が関与したかどうかは、別の主張として保留が必要である。

参考情報:映画データベース(米)

情報不足・要確認
信頼度

撮影監督には、クリストファー・ノーラン作品で知られるウォーリー・フィスターへ先に依頼があり、『ダークナイト』との日程重複で断ったという説がある。しかし本人、デイビッド・イェーツ、製作会社の発言には到達できない。ブルーノ・デルボネルを監督が以前から望んでいたことは確認できるため、起用順序は確定できない。

参考情報:映画データベース(米)

情報不足・要確認
信頼度

第6作の監督をテリー・ギリアムが断ったという説がある。ギリアムがシリーズ初期の監督候補として語られた記録はあるが、それを『謎のプリンス』への正式依頼と結びつける当事者資料は見つからない。デイビッド・イェーツの続投決定と別の時期の候補談が混ざった可能性を残す。

参考情報:映画データベース(米)

情報不足・要確認
信頼度

2007年にはナオミ・ワッツがナルシッサ・マルフォイ役に決まったと報じられたが、本人の代理人はその情報を否定した。同時に名前が出たジョセフ・ファインズとスチュアート・タウンゼントの担当者も報道を否定している。ワッツが出演を辞退したのではなく、確認前の配役記事が広がった事例である。

参考情報:公開資料

情報不足・要確認
信頼度

フェンリール・グレイバック役は、ケヴィン・マクキッドへ提示されたものの予定が合わず、デイヴ・レジェノへ移ったという説がある。役名、俳優名、辞退理由まで具体的だが、マクキッド本人や配役担当者の発言、正式な交渉記録は確認できない。実際の出演者がレジェノであることとは分けて扱う必要がある。

参考情報:映画データベース(米)

情報不足・要確認
信頼度

完成済みの第6作を翌年へ回し、2008年の『ダークナイト』と別年度の大型収益にしたという説明が広く流通している。しかし当時の会社声明は、夏休みが家族向け大作に適することと、脚本家ストライキ後の2009年夏に作品が不足したことを理由にした。大ヒット作の存在が経営判断へ影響した可能性は否定できないが、単一の主因として確定はできない。

参考情報:映画データベース

情報不足・要確認
信頼度

公開延期への反発が監督や製作者への殺害予告にまで達したという説がある。同時期の記事で確認できるのは、オンライン請願、抗議運動、ワーナー・ブラザースへ大量の手紙が届き、社長が回答を出したところまでである。犯罪性を伴う「殺害予告」の原記録は見つからず、強い反発があった事実から自動的に広げることはできない。

参考情報:映画データベース(米)

小ネタ・画面内
信頼度

映画冒頭で死喰い人が破壊するミレニアム・ブリッジは2000年開通で、原作の年表に沿う1990年代半ばには存在しない。原作のブロックデール橋をそのまま再現せず、観客がロンドンだと即座に分かる現代建築へ置き換えたため生じた年代上のずれである。制作判断として理解できる一方、時代考証上は明確なアナクロニズムになる。

参考情報:映画データベース(米)

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