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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの映画トリビア用メインビジュアル
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

Everything Everywhere All at Once / 2022
IMDb ⭐ 7.7🕐 139分🎬 A242022年
配信で見る

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスはどこで配信?

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
購入・レンタルの場合あり
N
Netflix
2026年7月21日時点で日本国内配信を確認
U
U-NEXT
2026年7月21日時点で日本国内配信を確認
H
Hulu
紹介している作品は、2026年7月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
D
DMM TV
2026年7月21日時点で日本国内配信を確認
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
2026年7月21日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
📀
DVD / Blu-ray
※本ページにはプロモーションが含まれています。
みんなの トリビア!!!
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CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2022年公開。ダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの長編第2作は、資料によって約1430万〜2500万ドルという製作費の範囲で、巨大スタジオ映画のような多元宇宙を組み立てる必要があった。約500カットに及ぶ視覚効果の大半は中核メンバーわずか5人が担当し、パンデミック下では自宅から作業しながら、実写効果、低価格のLED、After EffectsやBlenderなどを組み合わせた。監督たち自身も素材を撮影し、資金の不足を、ミュージックビデオ時代から培った手作業の密度で埋めている。全米10館から始まった公開は最大2220館まで広がり、再上映を含む累計世界興行収入は約1億4500万ドルに達した。大手スタジオが軍隊で作る多元宇宙を、彼らは少人数と寝室のパソコンで成立させ、予算規模まで別宇宙にしてみせたのである。

― ポップコーン探偵
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VFX
信頼度

VFX監修ザック・ストルツを含む中心五人が八割前後を担い、補助を含めても主要チームは六人程度だった。大作のように見える約五百のVFXカットは、巨大スタジオの数百人で作られたのではない。監督たちと音楽映像を作ってきた友人同士が、After EffectsやBlenderを使って自宅から連携したため、奇抜な案を発注書へ変換せず、その場で試して更新できた。

参考情報:VFX・撮影専門媒体(米)

VFX・美術
信頼度

合成、ミニチュア、操り人形、簡単な光学的錯覚を混ぜ、担当者たちは方向性を『マーベル』より『ゴーストバスターズ』に近いと説明している。小規模VFX班が目指したのは、すべてを見えないCGで均一化することではなかった。少し手作りの跡が残るからこそ、ベーグルや指の宇宙のばかばかしさが冷たい技術展示にならず、人間の想像力として見えてくる。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

撮影・美術
信頼度

無数の宇宙を巡る映画だが、撮影期間は約三十六日しかなかった。毎日遠いロケ地へ移動する代わりに、同じ建物の区画を税務署、廊下、別宇宙の空間へ飾り替え、照明、レンズ、画面比率、衣装で世界を切り替えた。トラックを積み直す時間を節約できたため、低予算でも俳優の演技と奇妙な細部へ時間を戻せた。

参考情報:公開資料

製作・予算
信頼度

プロデューサーのジョナサン・ワンによれば、別会社は脚本を六千二百万ドル規模と見積もった。制作側は三千八百万ドルなら可能だと持ちかけたが、A24が提示したのは千四百万ドルで、それでも完成させたという。画面上の規模を単純に削るのではなく、同じ建物の再利用、小さなVFX班、長年の仲間との意思疎通へ置き換えたことで、予算差そのものを作風へ変えた。

参考情報:公開資料

制作体制
信頼度

ジョナサン・ワンとダニエルズは、軍隊式の階層を作らず各部門へ裁量を渡し、子を持つスタッフやジェイミー・リー・カーティスが日常生活を守れる時間を重視したと話している。小予算だから長時間労働と怒鳴り声で押し切ったわけではない。限られた予算を人の消耗で補わず、長年の関係と短い意思決定で補う方針が、小チームの実験を可能にした。

参考情報:公開資料

制作史
信頼度

主要撮影が終わった日は、ちょうど新型コロナウイルスによるロックダウン開始日だった。ミシェル・ヨーは、もし二、三週間分の撮影が残っていれば、独立映画の予算で全員を再集合させることは難しく、完成しなかった可能性があると振り返っている。世界が停止する直前に多世界の素材だけを撮り切り、その後の長い隔離期間が編集とVFXの時間へ変わった。

参考情報:公開資料

編集・技術
信頼度

パンデミックで編集室へ集まれなくなると、ポール・ロジャーズは自宅の2017年型iMac、小型ハードディスク、ヘッドホンで映画を切った。素材はResilio Syncで各自のドライブへ同期し、Premiere Productionsで作業を共有、Frame.ioで監督がコマ単位の指示を書き込んだ。画面の猛烈な密度とは反対に、編集環境は家庭用に近い小ささだった。

参考情報:公開資料

編集・追加撮影
信頼度

初期試写では、終盤のエヴリンとジョイの和解に観客が十分感情移入できなかった。原因を終盤だけで直さず、制作側は冒頭の口論後にジョイが車を運転しながら一人で泣く短いカットを撮り足した。その一瞬で、強い態度の裏に傷があると早く伝わり、二時間後の駐車場場面で初めて観客が泣くようになったという。大作的な多世界より、一つの表情が結末を支えた。

参考情報:公開資料

編集・アクション
信頼度

多くを高いフレームレートで撮り、編集で一つのショット内の人物ごとに速度を変え、打撃の直後だけ加速し、吹き飛ぶ途中を約85%へ落とす処理も使った。格闘場面は単にカット数を増やして速く見せたのではない。観客には連続した実時間に見えるが、接触、滞空、着地の時間を別々に彫り直すことで、小規模撮影でも超人的な重さを出している。

参考情報:公開資料

特殊効果・小道具
信頼度

ダニエルズは実物効果を選び、アライグマの操り人形を俳優の頭へ固定し、複数人で目、口、手足を動かした。料理人を操るラカクーニは、後から頭上へCGで載せたキャラクターではない。重さや揺れが俳優の身体へ実際に伝わるため、荒唐無稽なパロディなのに、人物が本当に相棒を背負っているような温度が残る。

参考情報:VFX・撮影専門媒体

特殊メイク・美術
信頼度

俳優は実物の長い指プロテーゼを装着し、物をつかめない身体でどう生活するかを演じた。ホットドッグの指は、一発のCGギャグとして指だけを伸ばしたのではない。さらに衣装、美術、照明をくすんだピンクとベージュへ寄せ、奇妙な身体がその宇宙の文化全体へ広がるようにした。だから笑いで始まった設定が、二人の長い関係を感じさせる生活の場面へ育っている。

参考情報:公開資料

キャスティング
信頼度

ウェイモンド役には武術経験が必要だったため、監督たちは多数のオーディション映像を見た。しかし筋肉質な候補が優しさを演じる姿は、人物を装っているように感じられたという。そこで『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の少年を思い出し、検索するとキー・ホイ・クァンが武術経験を持ち、スタント部門でも働いていたと分かった。弱さと強さを同居させる人を探した結果、復帰の機会と役が結びついた。

参考情報:公開資料

演技・アクション
信頼度

キー・ホイ・クァンは俳優を離れていた時期にも映画界から消えておらず、コリー・ユンのアクション班で殺陣を学び、『2046』では助監督を務めた。彼は本作の格闘世界にコリー・ユンの見せ方を、映画スターの世界にウォン・カーウァイや『花様年華』の記憶を持ち込んだと語る。三人のウェイモンドは、空白期間に蓄えた裏方の経験まで演技へ戻した役である。

参考情報:公開資料

脚本・キャスティング
信頼度

ダニエルズが最初に考えた主人公は、現在のエヴリンではなく夫側で、ジャッキー・チェンを念頭に置いていた。だが万能に戦える夫を中心にすると、夫婦のすれ違いが既存のアクション映画に寄りすぎる。そこで視点を妻へ移し、生活に失敗したと感じる女性が無数の才能へ触れる物語へ変えた。主役の性別と夫婦の力関係を反転したことで、アクションの勝利より家族の選択が中心になった。

参考情報:公開資料

脚本・制作背景
信頼度

監督たちは主人公を未診断のADHDとして書くため調べ始め、その過程でダニエル・クワン自身が自分の思考の特徴へ気づき、診断につながったと話している。エヴリンが一つの作業を終えられず、別の可能性へ次々飛ぶ性質は、マルチバースの都合だけではない。無数の映像が一度に押し寄せる形式は、外部のSF設定であると同時に、監督が自分の認知を理解する過程でもあった。

参考情報:公開資料

脚本・着想
信頼度

マルチバースの入口はスーパーヒーロー作品ではなく、ダニエル・クワンが見たロス・マケルウィー監督のドキュメンタリー『Sherman's March』だった。作中の言語学者が、可能な世界は現実の世界と同じように存在するという様相実在論へ触れ、それが分岐する世界の着想になった。クワンは概念へ夢中になりすぎ、元の映画を最後まで見終えていないとも明かしている。

参考情報:公開資料

脚本・音響
信頼度

ダニエル・クワンは空虚な感情の形として置いたと説明し、ダニエル・シャイナートは意味が完全に分からない状態も面白いと考えた。すべてを載せたベーグルは、緻密な宇宙論の模型として先に設計されたのではない。一方でジョブがなぜ作ったのかは伝える必要があり、編集後に後録り台詞を加えた。曖昧な象徴を残しながら、人物の絶望だけは失わない調整である。

参考情報:公開資料

音楽・音響
信頼度

ソン・ラックスは撮影や配役が固まる前から作業を始め、二年以上にわたり、約二時間近い音楽と百を超えるキューを作った。映画音楽は完成映像へ後から曲を貼っただけではない。各宇宙へ別のジャンルを与えながら同じ旋律を変形し、効果音担当とも素材を交換したため、音楽と騒音の境界が意図的に溶けている。多世界の統一感は、映像より早く始まった長期の作曲から生まれた。

参考情報:公式資料

衣装・キャラクター造形
信頼度

制作側が見つけた、机で申告書を扱う税務職員の報道写真にあった髪型、カーディガン、姿勢を手掛かりにし、ジェイミー・リー・カーティスも飾らない身体をそのまま見せる方向へ進めた。ディアドラは奇抜な悪役像を一から誇張したのではない。後に武術家や恋人へ変わっても、最初の生活感が残るため、別宇宙の姿が単なる仮装ではなく同じ人物の可能性として見える。

参考情報:映画データベース

媒体・特典
信頼度

A24が発売したコレクターズ版は、標準Blu-rayと4K UHD Blu-rayを用意し、ドルビービジョンとドルビーアトモスへ対応した。監督二人の音声解説に加え、プロデューサー、美術監督、セット装飾担当の制作解説、VFX短編、ソン・ラックスの短編、マーシャル・クラブの殺陣プリビズ、削除場面まで収録する。制作トリビアを再検証する媒体として情報層が厚い版である。

参考情報:公式資料

裏取り強め
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