🔍 ポップコーン探偵
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007/ダイ・アナザー・デイの映画トリビア用メインビジュアル
過去の放送記録
放送日 8月28日(金) 13:40〜

007/ダイ・アナザー・デイ

Die Another Day / 2002
IMDb ⭐ 6.1🕐 133分🎬 2002年
配信で見る

007/ダイ・アナザー・デイはどこで配信?

007/ダイ・アナザー・デイを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
レンタルの場合あり
N
Netflix
U
U-NEXT
2026年7月13日時点で日本国内配信を確認
D
DMM TV
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
2026年7月13日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
📀
DVD / Blu-ray
※本ページにはプロモーションが含まれています。
みんなの トリビア!!!
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CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2002年公開。イオン・プロダクション版007の第20作で、シリーズ40周年とピアース・ブロスナン版の第4作を兼ねたため、歴代作品への引用と当時最新のデジタル技術を一度に詰め込んだ。ピーター・ラモントが設計した氷の宮殿はパインウッドで約6か月かけて建てられ、半透明の壁を外側から照明する巨大セットとなった一方、アイスランドの追跡やホバークラフト戦には実景、模型、CGを混在させ、ホバークラフトだけで18台を破壊した。スペインのカディスをキューバに見立てた撮影では季節外れの寒さに遭い、海岸セットは嵐で流失するなど、南国も氷上も現場には素直に従わなかった。興行は当時のシリーズ最高級でも、CGへ大きく踏み込んだ演出は賛否を呼び、次作『カジノ・ロワイヤル』の現実志向へ反転する原因の一つとなった。記念作だからと過去と未来を全部載せた結果、ボンドより先にシリーズそのものが重量超過になったのである。

― ポップコーン探偵
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監督
信頼度

監督は『ワンス・ウォリアーズ』を見て選ばれた。マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、家庭内暴力を描いたニュージーランド映画『ワンス・ウォリアーズ』を高く評価した。人物の傷と暴力を扱う演出力を、大規模な娯楽作へ移す起用だった。

脚本
信頼度

シリーズ40周年を祝う作品でありながら、冒頭のボンドは任務に失敗して北朝鮮へ捕らえられる。タイトル映像の間にも拷問が続き、解放は救出ではなく十四か月後の捕虜交換だった。帰国後もMI6から情報を漏らした可能性を疑われ、装備と身分を取り上げられた状態から自分の任務を作り直す。

スタント
信頼度

撮影開始は2001年12月25日、場所は北朝鮮ではなくハワイのマウイ島沖だった。レアード・ハミルトンとサーフィン・チームが世界有数の巨大波へ入り、ボンドたちが海から潜入する場面の実写素材を撮った。後に批判されたCGサーフィンとは別に、冒頭の波乗りには本物の海と専門家の身体がある。

アクション設計
信頼度

北朝鮮の追跡には当初、カスピ海モンスターとも呼ばれる地面効果翼機が考えられていた。しかし実機は水面から約50フィートを飛ぶ一方、旋回に約四マイルを要し、地雷原の曲がりくねった追跡には向かない。航空担当マイク・ウッドリーの提案で、その場で向きを変えられるホバークラフトへ変更された。

スタント
信頼度

ホバークラフトは水や氷の上なら滑らかに動くが、戦車試験場の泥と凹凸では扱いが一変した。経験豊富なスタントマンも短時間で難しさを認め、撮影を続けるうちに計十八台が破壊された。修理だけでは追いつかず、製作側は現場内へ小型ホバークラフトの製造ラインを設け、壊れる速度に合わせて補充した。

撮影
信頼度

ホバークラフトは空気の層で地面を滑るが、カメラを積んだATVは車輪で泥と凹凸を受ける。第二班撮影監督ジョナサン・テイラーは、三軸を安定させるスタブCマウントとレーザー測距を組み合わせた。車体が激しく跳ねても450ミリの望遠で操縦者の寄りを保ち、速度と表情を同じカットへ収めた。

美術
信頼度

氷の宮殿は高さ3階・長さ250フィート。パインウッドの007ステージに高さ三階、長さ250フィートのセットを建て、半透明の壁、360度のランプ、降り注ぐ水を組み込んだ。アストンマーティンとジャガーが実際に内部を走り、崩壊する建築の中で追跡できる規模だった。

撮影
信頼度

氷の宮殿を均一な青い空間にせず、カメラ位置ごとに陰影を変えるには、半透明の壁をどう照らすか決める必要があった。デヴィッド・タッターサルと照明監督エディ・ナイトは、八フィート模型へゴルフボール電球と小型照明を置いて試験した。その手作業の結果を、セット全周の二重リング照明へ拡大した。

照明
信頼度

氷の宮殿の壁は半透明プラスチックで作られ、照明はセット内部ではなく外周へ二重のリング状に配置された。照明班は数週間をかけて約二メガワットの電力を配線し、区画ごとに明るさを操作できるようにした。カメラ背後を落とし、俳優の向こう側を上げるだけで、360度どの方向でも青い壁へ奥行きを作れた。

照明
信頼度

イカルスが氷上パーティーを照らす場面には、後処理の発光だけでなく現場の人物と建物へ同じ方向の光が必要だった。適した既製照明が見つからず、照明班は1キロワット灯を四台ずつ四十組に束ね、専用の200キロワット発電機を用意した。合計16万ワットの光源を一週間かけて組み、軌道兵器の光を俳優の顔へ実際に当てた。

車両
信頼度

アイスランドの凍結湖には、四台のアストンマーティンと四台のジャガーが持ち込まれ、全車を四輪駆動へ改造した。氷上で確実に止まるだけならタイヤへ十分なスパイクを付ければよいが、それでは追跡が安全に見えすぎる。スパイクを一部へ限定し、操縦できる範囲を残しながら車体が横へ流れる状態を作った。

撮影
信頼度

凍結湖の氷は約一フィートの厚さがあったが、カメラ車には割れた場合に備えて浮力装置まで取り付けた。追跡は四台のカメラで同時に撮り、同じ走行から複数角度を確保した。アイスランドの天候に恵まれたため、氷上部分は約二週間で完了し、その後の宮殿内部へつながった。

ロケ地
信頼度

キューバの海辺として使われたスペインのカディスでは、撮影期間中に横殴りの雨と強風が続いた。ハル・ベリーを海側から捉えられる晴れ間は約三時間しかなく、反対向きの撮影では俳優を防水布で囲った。翌朝には嵐が海辺セット全体を流し去り、同じ場所での撮り足しは不可能になった。

ポストプロダクション
信頼度

カディスの撮影素材には、短い晴れ間、横殴りの雨、防水布で囲った逆向きのカットが混在した。撮り直すセットも失われたため、デヴィッド・タッターサルはロンドンのコンピューター・フィルム・カンパニーで彩度とコントラストを調整した。全編ではなくキューバと北朝鮮の部分だけを選択的にDI処理し、異なる天候を同じ土地へまとめた。

撮影
信頼度

遺伝子治療施設として映るエデン・プロジェクトは、一般営業する巨大温室であり、撮影班が自由に占有できなかった。許されたのは冬の開場前の短時間だったため、タングステンフィルムで早朝を撮り、青く転ぶ色を夜として利用した。高さのあるドームへ内側から照明を吊るさず、外の道路から18Kライトを当てて骨組みを浮かせた。

脚本
信頼度

脚本初期のクライマックスは、屋内に作られた日本風の海岸で展開する予定だった。製作陣は規模と運動を増やし、世界最大級のアントノフ輸送機が制御を失う中で戦う案へ変更した。固定された異国的な舞台から、機体が分解し、車両とヘリコプターが外へ落ちていく空間へ終幕そのものを作り直した。

照明
信頼度

アントノフの夜間離陸は、マンストン貨物空港の運用が終わるまで準備を始められなかった。最終便の着陸後、照明班を二組に分け、滑走路の両側へ250灯ずつ、計500個のPAR灯を一斉に配置した。同時に実機を牽引車へつなぎ、カメラを滑走路へ入れ、空港を使える短い時間内で離陸画面を作った。

ガジェット
信頼度

透明な車は軍事迷彩の発想を誇張した。車体の小型カメラで周囲を撮り、反対側の表示面へ映して背景へ溶け込ませる能動迷彩の研究が発想の基礎にある。実用技術にある視野角、遅延、解像度の限界を取り払い、映画ではアストンマーティン全体が消える装備へ拡張した。

アクション設計
信頼度

ブレイズ・クラブの戦いは、最初から家具を壊す乱闘として始まらない。元オリンピック選手で『スター・ウォーズ』の剣戟にも関わったボブ・アンダーソンが、競技フェンシングの規則から徐々に逸脱し、より重い刀剣と全身を使う真剣勝負へ移る流れを振り付けた。ボンドとグレーヴスの礼儀が武器の変化とともに剥がれていく。

音楽
信頼度

マドンナは電子音を前面に出した主題歌「ダイ・アナザー・デイ」を書いて歌い、さらに剣術指導者ヴェリティとして本編へ出演した。主題歌の歌手が単なるカメオではなく、ボンドとグレーヴスの決闘を始める人物を演じた最初の例である。40周年の音楽企画を、物語の入口へ直接つないだ。

シリーズ引用
信頼度

ジンクスがオレンジのビキニで海から上がる場面は、『007/ドクター・ノオ』でハニー・ライダーが白い水着姿で現れる構図への明確な引用である。ただし今回は、ボンドが発見する島の女性ではなく、自分の任務を持つNSAエージェントが登場する。シリーズ最初期のアイコンを、四十年後の役割へ置き換えた。

小道具
信頼度

40周年の小道具をQの倉庫へ集めた。Qの研究室には『サンダーボール作戦』のジェットパックをはじめ、過去作の装備が倉庫品のように置かれている。ボンドが一つずつ説明しないため、観客は背景を探しながらシリーズの技術史を拾える。

VFX
信頼度

氷壁から落ちたボンドがパラシュートと板で波へ乗る場面は、公開後に作品を象徴する批判対象になった。リー・タマホリは後年、脚本で主人公を脱出不能の場所へ追い込み、VFXで解決するしかなくなったと自分の判断を振り返った。現在なら同じ方法は選ばず、VFX班だけへ責任を負わせない説明をしている。

シリーズ史
信頼度

当時のボンド興行記録を更新した一方、透明な車、氷の宮殿、CGサーフィンはシリーズが空想へ寄りすぎた象徴にもなった。マーティン・キャンベルによれば、製作者もその方向を見直し、取得した原作『カジノ・ロワイヤル』へ立ち返った。次作は装備の奇抜さより、傷つく身体と恋愛の代償を中心に置く再起動となった。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

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