🔍 ポップコーン探偵
‹ アーカイブへ戻る
ダンテズ・ピークの映画トリビア用メインビジュアル
テレビ東京 午後のロードショー
次回放送 10月8日(木) 13:40〜

ダンテズ・ピーク

Dante's Peak / 1997
IMDb ⭐ 6.1放送日 2026/10/8 テレ東🕐 108分🎬 Universal Pictures / Pacific Western Productions1997年
配信で見る

ダンテズ・ピークはどこで配信?

ダンテズ・ピークを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
購入・レンタルの場合あり
N
Netflix
U
U-NEXT
2026年9月4日時点で日本国内配信を確認
D
DMM TV
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
2026年9月4日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
J
J:COM STREAM
2026年9月4日時点で日本国内配信を確認
V
VideoMarket
2026年9月4日時点で日本国内配信を確認
M
music.jp
2026年9月4日時点で日本国内配信を確認
📀
DVD / Blu-ray
※本ページにはプロモーションが含まれています。
みんなの トリビア!!!
25件 👍投票数順に表示
CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1997年公開。本作は20世紀フォックスの『ボルケーノ』(1997)と火山映画の公開順を争うなか、ユニバーサルが巨額の予算と短いポストプロダクション日程を投入した災害映画である。ワシントン州ウォレスの町並みをアイダホ州の実景と巨大セットで作り、米国地質調査所の火山学者を顧問に迎えつつ、噴火はミニチュア、実物特殊効果、デジタル合成を重ねて構成した。視覚効果監修パトリック・マクラングによれば、Digital Domainが『タイタニック』(1997)と『フィフス・エレメント』(1997)も抱えていたためショットは複数社へ分散され、公開競争で通常より大幅に短い仕上げ期間を強いられた。水上セットではボート用リグが最初の夜に横転してスタッフを水中へ投げ出し、安全ダイバーが救助し、燃える建物の撮影は消火が追いつかず一度きりの本番になった。The Numbersは製作費1億1,500万ドル世界興収約1億7,820万ドルと集計している。火山より先に噴き上がっていたのは、競合作への焦りとVFX会社の残業時間だったのである。

― ポップコーン探偵
🃏 気軽にスワイプモードON
公開戦略・競合作
信頼度

1996年、ユニバーサルの本作と20世紀フォックスの『ボルケーノ』は、ほぼ同時に製作されていた。両社は「どちらが先に噴火するか」を競い、撮影後の仕上げも厳しい時間勝負になった。本作は公開日を前倒しし、1997年2月7日に先陣を切った。

企画・脚本
信頼度

企画の発端は、プロデューサーのジョー・シンガーが見た火山学者の最期を記録した映像だった。火砕流の進路が自分へ向いたことを悟り、死を予感する言葉を残す記録に衝撃を受けたという。シンガーは当時『デイライト』(1996)を書いていたレスリー・ボーエムへ相談し、火山学者を主人公にする物語が生まれた。

監督・リサーチ
信頼度

ロジャー・ドナルドソンは若い頃に地質学者になることも考えていた。監督就任後はキラウエア山とセント・ヘレンズ山を訪れ、火山学者への取材を重ねた。火山を単なる怪物にせず、観測と避難判断の難しさを物語へ入れる土台になった。

科学監修
信頼度

科学監修には、1991年のピナトゥボ山噴火で避難判断に関わったジャック・ロックウッドら、元USGSの火山学者3人が参加した。観測機器だけでなく、データが揃わない段階で科学者同士の意見が割れることや、住民へ警告する難しさも確認した。専門家が評価したのは、派手な噴火だけではなく火山学者の仕事ぶりだった。

キャスティング
信頼度

スタジオは当初、より高額な大スターを主演に望んでいたと同時代記事は伝えている。そこでロジャー・ドナルドソンが推したのが、旧知のピアース・ブロスナンだった。『ゴールデンアイ』(1995)直後のブロスナンを、火山学者ハリー役へ押し込んだのは監督自身だった。

脚本変更
信頼度

リンダ・ハミルトンが演じるレイチェルは、初期脚本では町長ではなく釣りガイドだった。ドナルドソンは彼女を行政判断の中心へ置くため町長に変更し、ハリーとの関係も厚くした。火山災害と政治的な避難判断を一つの人物へ集める改稿だった。

ロケ・美術
信頼度

架空の町ダンテズ・ピークの実景には、谷に囲まれたアイダホ州ウォレスが選ばれた。撮影班は花や街路樹を植え、閉店した店を飾り、新しい教会や銀行、壊せる建物の外装まで追加した。パニック場面には約300人の地元住民が参加し、町を一度華やかにしてから映画の中で破壊した。

撮影日程
信頼度

『ボルケーノ』との公開競争は激しかったが、本作の主要撮影は6か月の準備を経て115日間行われた。同時代記事によれば、1996年11月6日に予定どおり、予算内で撮影を終えている。無理が集中したのは、その後の大量の特撮と合成を公開日に間に合わせる工程だった。

小道具・健康被害
信頼度

画面を覆う灰の主材料は、細かく砕いた新聞紙のセルロースだった。安全性を考えて選ばれた素材だが、リンダ・ハミルトンは毎テイク目を洗い、本人申告で副鼻腔炎と気管支炎を発症した。灰の中に長時間横たわったエリザベス・ホフマンは入院したという。

撮影事故・火災
信頼度

家から一家が逃げ出す場面は、撮影用の火が想定以上に広がった。ドナルドソンがカットを叫んでも消火できず、建物はそのまま全焼したとブロスナンが振り返っている。完成版に残ったのは最初の本番だった。

撮影事故・水上撮影
信頼度

【ネタバレあり】酸性湖を渡るボート場面の初期撮影では、曳航された船が水をかぶって沈み、出演者全員が水中へ投げ出された。当時12歳のジェイミー・レネー・スミスは泳げず、一時水中へ沈んだ。ブロスナンの同時代証言とVFX監修者の回顧は、出演者と安全要員が救助し、その後リグを作り直した点で一致する。

ポストプロダクション
信頼度

本作は1996年の撮影中、Sprintが開発したDrumsという通信網を使っていた。ロケ先の監督やスタッフが、離れたDigital Domainから届くVFXの進行映像を確認するためである。クラウド制作が一般化する前に、撮影と合成を遠隔でつなぐ仮想スタジオを試していた。

VFX制作体制
信頼度

1社完結ではなく、多数のVFX会社へ分散した。同社が同時期に『タイタニック』(1997)と『フィフス・エレメント』(1997)も抱えていたため、パット・マクランは合成ショットを複数社へ振り分けた。実物特撮、ミニチュア、CGを多数の会社でつなぐ分業映画だった。

SFX・火砕流
信頼度

【ネタバレあり】火砕流はCGではなく、約270kgの粘土粉を撃ち上げた。雲を立体的に計算する技術は時間がかかりすぎたため、スタッフは1回につき約600ポンド、約270kgのベントナイト粉を巨大エアキャノンで噴射した。毎秒250コマの高速度撮影とデジタル合成で、巨大な灰の壁に見せている。

ミニチュア・失敗
信頼度

【ネタバレあり】Van Nuys空港には、木骨と発泡材で巨大な火山模型が作られた。しかし近くから撮ると円錐形の山らしい大きさが消え、VFX監修のパット・マクランは後年「最大の判断ミス」と振り返った。模型の一部は使われたものの、完成画面の火山は主にマットペインティングで作り直された。

ミニチュア・泥流
信頼度

【ネタバレあり】橋をのみ込む泥流は、4分の1より少し大きい車両模型と巨大な水路で撮影された。パット・マクランの記憶では、循環させた水は約70万~80万ガロン、約265万~303万リットルに達した。ダムを壊すカットは再建する時間がなく、一度だけの本番だった。

VFX・道路崩壊
信頼度

【ネタバレあり】フリーウェイ崩壊は実物大、ミニチュア、写真背景の混成だった。ウォレスの実景、グリーンスクリーン前の車両、崩れる道路のミニチュア、静止画を縫い合わせた山の背景を合成した。実景と模型をデジタル合成で接続した場面である。

VFX・溶岩
信頼度

【ネタバレあり】溶岩の噴き上がりには、白い砂を赤く変えて使った。特殊効果班は白い砂を撮影して赤い溶岩へ着色した。その実写素材へCGを加え、重さのある粒子と発光する液体の印象を両立させた。

VFX・セット合成
信頼度

【ネタバレあり】山小屋の溶岩場面は、同じカメラ移動を何度も反復した。壁を外せるセットで家具、炎、人物を別々に撮り、同じカメラ移動を何度も反復した。背景、燃える木、煙、溶岩を重ね、手持ち撮影のような動きを保った複雑な合成である。

科学考証
信頼度

USGSは本作を、全面的なデタラメとは評価していない。火砕流、降灰、泥流、火山灰が航空機を危険にさらすこと、兆候から短期間で噴火へ至る可能性は現実に近いと解説している。評価は「多くは現実的、すべてではない」である。

製作費・興行
信頼度

The Numbersの現行集計では、製作費は1億1,500万ドル、北米興収は6,716万3,857ドル、世界興収は1億7,820万ドルである。Box Office Mojoは製作費を1億1,600万ドル、世界興収を1億7,812万7,760ドルとしており、わずかな差がある。どちらの集計でも、世界興収は製作費の約1.5倍だった。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】火山湖が強い酸性になり、人の皮膚へ化学熱傷を起こすこと自体は現実にある。しかしUSGSによれば、映画のように湖が急速に酸性化し、アルミ製ボートを数分で溶かすことは非現実的である。危険の種類は本物だが、船が消える速さは映画的な誇張だった。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】主人公たちは車で活動中の溶岩流を横切るが、USGSの答えは明快に「できない」である。新しい溶岩は約1,700°F、約927℃以上に達し、表面に薄い殻があってもタイヤをすぐ溶かし、燃料へ引火させる恐れがある。タイヤが途中まで耐える描写は科学的には成立しない。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】画面の赤くさらさら流れる溶岩は、ハワイ型の玄武岩質マグマに近い。一方、巨大な灰柱や火砕流は、もっと粘りの強いマグマをもつ爆発的な火山に典型的である。USGSによれば、性質の大きく違う現象を同時にそろえることはまれだ。

情報不足・要確認
信頼度

ピアース・ブロスナンが「火砕流だ!」という台詞を完璧に言うため、鏡の前で6日間練習したという話が流通している。しかし公開時のブロスナン取材、製作資料、監督・VFX関係者の証言を台詞と日数の両方で探しても、出所は確認できなかった。面白い逸話だが、現時点では裏付けなしである。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

情報の扱いについて
当サイトは、映画にまつわる公開情報・制作秘話・噂を収集し、信頼度を分けて掲載しています。 誤りのご指摘は お問い合わせ からお願いします。
映画の裏側、のぞいてみる?
1 / 25
← 次へ
↑ 次へ
スワイプで仕分けしよう
気になったトリビアは右へ。それ以外は左・上へ。
ぜんぶ見ました!
👍 0 件のトリビアにグッド
リストに戻って続きを読もう。